マクニカがDeepLとディストリビューター契約を締結
株式会社マクニカは、言語AIサービスを展開するDeepL SEとの間でディストリビューター契約を結び、日本市場におけるDeepLの翻訳プラットフォーム製品の販売をスタートしました。この契約により、企業のグローバル展開を支援し、異なる言語や文化間の円滑なコミュニケーションを実現します。
企業のグローバル展開と翻訳の重要性
近年、国際的なビジネス環境では様々な言語を用いる取引先や社員とのコミュニケーションが求められています。企業は、製品やサービスの情報を正確に伝え、ブランドイメージの維持やリスク管理を行うために、高精度な多言語翻訳が必須です。特に日本語は文法の複雑さや多様な敬語表現があり、一般のAI翻訳では限界が見られることも多く、正確な翻訳が求められる場面が多いのです。
また、無料翻訳ツールの利用には注意が必要で、意図せず機密情報を流出させるリスクが伴います。そのため、企業が安心して利用できる高品質な翻訳サービスが重要です。
DeepLの特徴と強み
DeepLは、大規模言語モデルを活用し、自然で正確な翻訳を提供します。その特徴には、以下のような点があります:
- - GDPR対応:入力テキストや訳文は一切保存されず、データの安全性が保証されています。
- - データガバナンス:翻訳する文書はTLSによって暗号化され、翻訳後はデータが削除されます。
- - 独自データによる品質管理:高品質な訓練データを使用し、高精度な翻訳を実現。
- - 多くのクラウドサービスとの親和性:Microsoft 365やGoogle Workspaceなど、様々なサービスと連携可能。
- - 透明性の高い修正:生成AIと異なり、翻訳の修正がどこで行われたかがわかります。
マクニカの提供する価値
マクニカは、これからも企業向けに高セキュリティで使いやすい翻訳プラットフォームを提供し、コミュニケーションの円滑化を図ります。また、顧客のアプリケーションとのAPI連携も支援し、グローバル市場での競争力強化を支援します。これにより、日本の企業が必要とする翻訳ニーズに応え、非常に効果的なコミュニケーション支援を行います。
特に、全社導入が可能なセキュアな翻訳ツールとして、ビデオ会議や特定業種向けのアプリケーションとも連携し、業務の効率化とデータの統一を促進します。
さらに、マクニカはこれまでのIT製品の販売の経験を活かし、DeepLの導入を強化していく方針です。
DeepLとマクニカの今後
DeepLは、言語AIプラットフォームにおいて20万社以上の顧客から支持を受けており、テキスト翻訳やリアルタイム音声翻訳の分野での革新を続けています。マクニカは、DeepLとの提携を通じて、日本企業のグローバルなビジネス展開を支援し、国内外のコミュニケーションを円滑に進めるための新しいステージに突入しました。
前途有望な市場に向けて、DeepLの技術力を最大限に活用したサービス提供を進め、日本の企業が国際競争力を高める一助となることが期待されます。今後の展開にぜひご期待ください。