雹災害対策の新たな商品、注目の自動車用雹カバーとは
近年、特に日本においては、過去類を見ない規模の雹災害が頻発しています。特に2022年夏と2023年夏に群馬県で発生した雹災は、いずれも大きな被害をもたらしました。報道によると、国内の大手保険会社は一度の雹で280億円に上る損失を計上したとのこと。これに対抗すべく、株式会社WazaCoverが自動車用の雹カバーを発売することになり、展示会も開催する予定です。
雹害の深刻な実態
群馬県では、2023年の降雹により駐車場に並んだ900台の車両が被害を受け、損傷を受けた車両は中古車オークション会場にかけられました。多くのディーラーや中古車販売業者が集まる「JU群馬」では、訪れる会員のほとんどが雹害の影響を受けていると語ります。更に、その影響で板金修理の待機期間は1年から2年に延びており、修理を待てずに買い替えを選ぶ人々も増えているとのこと。
新たな雹カバーの展望
株式会社WazaCoverは、この状況を受けて、自動車用の雹カバーを開発しました。軽自動車向けの「N-BOX」や「タント」、コンパクトカー向けの「AQUA」や「FIT」の2種類がラインナップされています。特に、雹の予報が出た際に素早く装着できる点が特徴です。293Nの衝撃を吸収できる三層構造の緩衝材を使用しており、強風でも外れにくい設計になっています。
製品開発の経緯
WazaCoverがこのプロジェクトに取り組み始めたのは、メジャーな損保会社からの依頼がきっかけです。海外での野球ボール大の雹に耐えられるカバーを開発するため、2年の歳月をかけて素材や構造を試行錯誤しました。結果、軽量コンパクトで、かつ装着が容易なカバーが完成しました。
発売記念展示会の詳細
この自動車用雹カバーの発売を記念して、以下の通り展示会が開催されます。具体的には、カバーの実物を展示し、衝撃緩衝材の強度や耐風性、簡単な装着方法などを実際に体験していただける内容となっています。
- - 日時:2024年12月19日(木)14:00〜16:00
- - 会場:JU群馬(群馬県高崎市中大類町118番地1)
- - 電話番号:027-350-1200
来場希望の方は、事前にお問い合わせいただけると、来場時の混雑を緩和できるとのことです。
今後の展望
WazaCoverでは、今後も様々な車両に対応した汎用性の高いカバーを毎月発売する計画です。これにより、雹災害による被害を少しでも軽減し、多くの自動車ユーザーを守ることを目指しています。
新たなスタートアップ企業として、ぜひお見逃しなく!