高校生がドローン技術を学ぶ特別授業の成功事例
三重県立津商業高等学校の3年生を対象に、中京テレビ放送株式会社のそらメディアが提供する特別なドローン授業が行われました。この授業は、課題研究の一環として全8回にわたり開催され、生徒たちはドローンに関する基礎知識からプログラミング、最終的にはインドアドローンショーの制作まで幅広く学ぶ機会を得ました。
授業の詳細
この特別授業は、中京テレビのドローンスクール「そらメディア」の協力を得て、株式会社ROBOZが制作を担当しました。生徒たちは法律や操縦の実習、さらにはプログラミングも経験しました。授業の成果として、最終日に行われた発表では、実際に制作したインドアドローンショー「みえ」がお披露目されました。
生徒の反応
授業を受けた生徒たちは、ドローンに対する認識が劇的に変わったといいます。
「観光名所を撮影するだけのものだったドローンが、実際には様々な大きさや用途があることを学びました」と一人が語りました。また、「ドローンは特別な人だけが使う道具だと思っていましたが、授業を通じてもっと身近な存在だと感じました」とのコメントもありました。
特に、Avata2による飛行体験や、30機のドローンを使ったショーのプログラミングに強い興味を示した生徒たちの姿が印象的でした。
教員の評価
担当教員も、生徒たちが真剣に取り組む様子に感銘を受けたと語ります。「特に、ドローンショー制作のプログラミング課程では、自分たちでアイデアを出し合い、活き活きとした表情で取り組んでいました」と述べました。アプリ制作などとは異なり、3次元の芸術作品を作る楽しさを強調しました。
ROBOZのサポート
この授業をサポートした株式会社ROBOZの代表取締役、石田氏は生徒たちの学習能力の高さに驚愕したと話します。「高校生は吸収が早く、普通の大人の数倍のスピードで理解していました」と称賛し、LEDの色使いやデザインに関しても「高校生ならではの感性が光った作品になった」と自信のある作品に仕上がったことを語りました。
未来への期待
これらの取り組みは全国的に見ても珍しく、今後のインドアドローンショーの発展が期待されます。そらメディアは、次世代技術教育と地域貢献を進めるため、今後もこういった機会を提供する方針です。
そらメディアの紹介
そらメディアは2023年1月20日からサービスを開始したドローンスクールです。受講者のニーズに応じた免許取得からビジネスでの活用法までを一貫してサポートしています。専門のインストラクターが基礎知識や法律についても丁寧に教え、ドローンに関する理解を深めていきます。公式サイトには、詳細な情報やお問い合わせについての案内も掲載されています。
このような特別授業を通じて、未来の技術者たちが育っていく姿を楽しみにしたいですね。