京セラが進化させた蓄電システム『Enerezza® PlusⅡ』の魅力
京セラ株式会社は、同社が開発した蓄電システム『Enerezza®』の後継モデルとして、新製品『Enerezza® PlusⅡ(エネレッツァプラスツー)』を今春から販売開始すると発表しました。これは、半固体クレイ型リチウムイオン電池を採用した、さらなる技術革新がなされた製品です。
『Enerezza® PlusⅡ』の特長
本製品は、日本製の半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池を内蔵しています。これにより「非危険物」としての認定を受けており、安全性が格段に向上しています。電池が変形しても液漏れや発火のリスクが大幅に低減されるため、安心して使用できます。
新しい技術により、蓄電池は20,000サイクルを実現し、長期使用時の保証値も向上しています。具体的には、業界最高クラスのSOH(State of Health)が65%以上の状態を保証するため、安心して長期間使用することが可能です。
マルチ入力型パワーコンディショナを搭載し、様々な外部電源から電力供給ができるようになりました。停電時には太陽光発電システムやEVからの電力供給も可能で、選択肢が広がります。狭小な屋根でも対応できる設計が施されています。
公共施設や産業用途に対応した設計が新たに施されています。このため、学校や病院、公民館といった公共施設でも採用が可能です。異常時には外部から設備を安全に停止するための信号も対応しています。
新たに調整力モードも搭載され、需給調整市場へも対応が可能になっています。これにより、電力の安定供給と再生エネルギーの有効活用が期待されます。*
開発の背景
最近の日本国内では、FIT制度の終了や電力料金の高騰が影響して、自家消費ニーズが高まっています。それに伴い、災害時の停電対策としても蓄電システムの重要性が増しています。このため、国内の蓄電池市場は2040年までに5,477億円に成長すると予測されています。
京セラは、こうしたニーズに応えるべく『Enerezza®』シリーズを開発し、公共施設でも使えるように進化させたのが『Enerezza® PlusⅡ』です。この製品は、太陽光発電とのシナジー効果を引き出し、脱炭素社会の実現に貢献する役割を果たすことが期待されています。
製品概要
- - 品名: Enerezza® PlusⅡ(エネレッツァプラスツー)
- - 蓄電池ユニット数: 1台 / 2台 / 3台
- - 定格容量: 5.7kWh / 11.4kWh / 17.1kWh
- - 使用温度範囲: -20℃ ~ +45℃
- - 外形寸法: 蓄電池ユニット W485×H562×D280 / 質量 64.0kg
- - 設置場所: 屋内外、パワーコンディショナは屋外・屋内の両方に設置可能
この新しい蓄電システムは、京セラの創出した技術革新を基にした成果です。家庭用から公共用まで、幅広い使用が可能な『Enerezza® PlusⅡ』は、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献することでしょう。