静岡発!学生たちが手掛ける茶鯛のサステナブルな取り組み
静岡県焼津市で、未来を見据えた大変興味深い水産プロジェクトが進行中です。4月に松坂屋静岡店で行われるこのプロジェクトでは、静岡県立大学と焼津水産高校の学生たちが連携して育てた「茶鯛」の販売が行われます。この茶鯛は、地元掛川で生産された抹茶粉末を使用した特製の餌を食べて成長したマダイであり、通常のマダイとは異なり、鮮やかな桜色をした美しい体色が特徴です。
茶鯛とは?
茶鯛は、静岡県内で開発された掛川産の抹茶粉末を配合した餌で育ったマダイのことです。その色彩豊かな見た目は、特別なイベントやお祝いの席にぴったりです。焼津水産高校では、通常の餌で育てたマダイとの違いが一目瞭然であり、茶鯛の華やかさが一際引き立ちます。茶鯛は古くから「おめでたい魚」として親しまれており、静岡でしか味わえない特別な存在です。
地元志向のサステナブルな取り組み
このプロジェクトは、地元の資源を最大限に活用したSDGsに基づく取り組みです。静岡県立大学が開発した餌や、焼津水産高校の生徒たちによる飼育管理といった全てのプロセスを通じて、静岡県内で生産・販売を行う地産地消のモデルとなっています。焼津水産高校は、県内唯一の水産高校であり、今回のプロジェクトで育った茶鯛を手掛けるのは『栽培漁業科』の生徒たちです。
生徒たちは毎日2回(朝と夕方)にわたり、餌やり、水温測定、水槽の清掃などの管理を行っています。この全ての過程は、陸上養殖という方法を用いることで、安全で安心な環境を保ちながら実施されています。また、親魚の産卵からふ化、その後の飼育、出荷まで、全てのプロセスは学生たちの手で行われ、天然資源に影響を与えず持続可能な養殖モデルが実現されています。
試食会や店頭販売の様子
試食会では、茶鯛が通常のマダイとは異なり、身に弾力があると参加者から高評価を受けています。また、餌やりの様子を見学することで、学生たちが丁寧に一つ一つの工程を重ねている姿が伺えました。こうした経験を経て育った茶鯛は、校外での販売イベントでも披露されます。
茶鯛の店頭販売は、4月4日から6日までの期間限定で、焼津水産高校の生徒と静岡県立大学の学生が参加します。パネルでプロジェクトの説明を行いながら、直接購入することができる貴重な機会です。学生たちの熱意が商品と共に顧客に届くこのイベントは、多くの人に地元の魅力を伝える大切な場となるでしょう。
販売の開催日時は4月4日(土)と5日(日)の午後1時から午後4時まで、場所は松坂屋静岡店の地階「吉川水産」です。法被を着用した学生たちが盛り上げるこの販売会に、ぜひ足を運んでみてください。静岡からのサステナブルな未来がここにあります。