株式会社Spider Labsが新サービスを発表
株式会社Spider Labsは、2025年2月28日より「フェイクリードプロテクション」という新たなサービスの提供を発表しました。このサービスは、企業の営業活動に影響を与えるフェイクリード、すなわち無効なリードの増加に対応するために開発されたものです。
フェイクリードとは
フェイクリードは、広告費の不正な搾取や営業活動の妨害、さらには企業データの不正な販売を目的としています。このような無効なリードは、営業チームの貴重な時間やリソースを浪費させるだけでなく、実際の顧客へのアプローチを阻害し、広告費の浪費やデータ分析の精度を低下させる結果となるため、企業にとって深刻な問題です。実際、数ヶ月のうちに400件以上のフェイクリードを経験した企業では、536万円もの広告費の損失が確認されたとのことです。
フェイクリードプロテクションの仕組み
「フェイクリードプロテクション」は、通常のユーザーが行わない動作や偽装を分析することによって、フェイクリードを自動的に検知し、ブロックします。これは従来の不正検出ツールとは異なり、無効なコンバージョンが広告媒体上にカウントされないようにすることで、より正確なキャンペーンデータの測定と予算効率の最大化を実現します。このサービスには、以下の主な機能があります。
1.
フェイクリードの可視化:獲得したリードが不正であるかどうかを明確に確認できます。
2.
フェイクリードの計測制限:広告媒体上で不正なリードがカウントされないよう制限します。
3.
CRMとの連携:広告主のCRMフォームと連携し、データを自動で反映します。
4.
リアルタイムブロック:不正リードをリアルタイムでブロックします。
このサービスのメリット
この新サービスにより、企業が享受できるメリットは以下の5つです。
- - 可視化:広告主が抱えるフェイクリードの問題をダッシュボードで明確します。
- - 精度向上:広告やマーケティングデータの品質向上に寄与します。
- - 広告パフォーマンスの最適化:無効なリードを取り除くことで、広告の投資対効果(ROI)を最大化します。
- - コスト削減:無駄な広告費や営業チームの工数を削減します。
- - 不正防止:成果を発生させない仕組みでアフィリエイトの不正対策を強化します。
実績と導入事例
すでに、いくつかの企業がSpider Labsのフェイクリード排除による広告費の最適化やデータ精度向上に成功しています。たとえば、海外からの無効な資料請求が急増していた企業では、「フェイクリードプロテクション」を利用して全体の約27%のフェイクリードを検知しました。この結果、パフォーマンスデータの精度が向上しました。また、BtoB SaaS企業では、無効な資料請求によって無駄な時間が費やされるのを防ぎ、CPA(顧客獲得単価)の削減と最大436%のCVR(コンバージョン率)改善を達成しました。
料金プラン
「フェイクリードプロテクション」の基本プランは月額30,000円(税抜)で、フェイクリードの検出、計測制限、レポーティング機能が含まれています。さらには、リアルタイムブロックやCRMフォームとの連携など、ニーズに応じたカスタマイズも可能です。
会社概要
- - 社名:株式会社Spider Labs
- - 本社所在地:東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル4階
- - 設立:2011年4月
- - 代表取締役:大月 聡子
- - 事業内容:AIアドフラウドツール「Spider AF」の企画・開発・運営・販売、データサイエンスコンサルティング
- - ウェブサイト:Spider Labs公式サイト
このように、Spider Labsは新たなサービス「フェイクリードプロテクション」により、企業の営業・マーケティング活動を支援し、健全なデジタル広告環境を目指しています。