片づけ整理収納の新たな一歩
近年、片づけや整理収納への関心は主婦層を越え、ビジネスパーソンやシニア層にも広がりを見せています。メディアでは、毎日のように関連番組が放送され、雑誌や書籍も多く出版されるなど、片づけ・整理収納が一つの文化として定着しつつあります。こうした流れが進む中、専門的な取り組みを行うための新たな団体が設立されました。これは「一般社団法人日本片づけ整理収納協議会」(通称JCO)です。
設立の背景と目的
JCOは、片づけに関する団体や企業が集い、今年に入ってからさまざまな意見交換を行ってきた結果、昨年2月に設立を決定しました。主な目的は、片づけ整理収納という仕事の認知度を向上させ、需要を拡大し、社会的な価値を高めることです。これを実現するために、業界関係者が協力し合い、国や自治体、さらには学校教育へのアプローチを目指しています。
JCOの活動内容
JCOでは具体的に以下の活動を予定しています。
- - 片づけ・整理収納関連事業者のための会員組織の運営
- - 片づけのプロによる全国大会「片づけ大賞」の実施
- - 会員向けのスキルアップ活動を行う定例会の実施
これにより、業界全体のスキル向上や情報共有を促進し、参加している会員の利益を最大化することを目指します。
代表および名誉会員
JCOの代表理事には、以下の方々が名を連ねています。
- - 小島 弘章(日本収納検定協会代表理事)
- - 澤 一良(ハウスキーピング協会副理事長)
- - 髙原 真由美(日本ライフオーガナイザー協会代表理事)
また、名誉会員には、飯田 久恵(日本収納カウンセラー協会代表理事)や辰巳 渚(生活哲学学会代表理事/家事塾代表理事)など、幅広い専門性を持つ方々が揃っています。これにより、組織としての信頼性と専門知識を強化しています。
今後の予定
今後、JCOは「設立記者発表・記念パーティー」を4月4日に開催し、続けて「片づけ大賞2018」を8月22日に行う予定です。これらのイベントは、業界のプロたちが集い、その成果を称える場となります。特に、生活情報誌『ESSE』との連携企画もあり、広く一般の方々にもアピールする機会となります。
更に詳しい情報は、公式ホームページや、各種報道を通じて発表される予定です。
片づけの未来へ向けて
一般社団法人日本片づけ整理収納協議会の設立は、片づけ・整理収納の業界が一つにまとまり、今後の発展に向けた一歩を踏み出すことを意味します。私たちの暮らしをより快適にするために、業界全体での協力と成長が期待されます。新たな動きが始まったこの機会に、多くの人々が片づけと整理収納の重要性に気づき、参加することを希望します。