肉匠神戸の未来
2014-08-04 10:00:02

フランチャイズで復活!町のお肉屋さん『肉匠神戸』の魅力と実績

フランチャイズで町のお肉屋が復活



近年、スーパーマーケットやディスカウントストアの台頭により、日本の伝統的な町の肉屋が苦境に立たされてきました。しかし、株式会社KOBEが展開するフランチャイズブランド『肉匠神戸』は、この流れに逆行し、成功を収めています。2014年にスタートしたこのプロジェクトは、ただの精肉小売業ではなく、日本の畜産業の未来を見据えた新たなビジネスモデルを提案しています。

『肉匠神戸』は、肉工房千里屋の知見を基に構築されたフランチャイズシステムで、美味しくて安心・安全なお肉をリーズナブルな価格で提供しています。新たな経営モデルを確立し、既存店舗では月間1,000万円以上の売上を叩き出す実績を誇ります。これは、粗利益率が40%以上という驚異的な数字でも表れています。

高収益の秘密



『肉匠神戸』が持つ高収益のモデルにはいくつかの特徴があります。まず、精肉の仕入れに関して知識と技術が豊富なスタッフが揃っています。職人技によって、肉の歩留まりを高める技術も確立されており、不要なロスを削減するための販売戦略も用意されています。さらに、対面販売を通じて、やや高価な肉であっても顧客に満足して購入してもらう販売技術を磨いています。

特に、肉を捌く技術は熟練した職人に依存するため、その育成には時間がかかることから、多くの店舗では粗利益率が低迷してしまいました。しかし、『肉匠神戸』では、これらの技術をシステム化することに成功し、業務の効率化を図っています。

具体的な数字が示す実績



実際の数値を見てみると、一般の精肉店と比較して、肉匠神戸は圧倒的な成果を上げています。全国平均の売上高が約10,356万円であるのに対し、肉匠神戸の既存店舗の売上高は19,587万円と、成功を収めています。また、粗利率も全国平均が22.3%であるのに対し、肉匠神戸は42.8%という高い数値を記録しています。

充実したフランチャイズサポート



『肉匠神戸』は、加盟する店舗に対して充実した運営サポートを提供しています。店長候補を本部が採用し、研修を行って加盟店に配属することで、人材マネジメントの負担を軽減しています。また、利益保証や物件探索の支援も行うなど、新規開業におけるリスクを最小限に抑えています。特に、オープンから3ヶ月間は本部が店舗の経営を完全にフォローする体制を整えています。

未来の展望



日本の畜産業は、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の影響を受けることが予想されています。そのため、安価な外国肉の流入や、環境ホルモンや農薬を多く含む飼料の使用に対する懸念が高まっています。『肉匠神戸』は、こうした課題に正面から取り組み、安全かつ美味しいお肉を低価格で提供するために、全工程を一貫して管理する6次産業化を推進しています。

具体的には、牧場、養豚場、養鶏場を直営し、食品加工センターを設置することで、新鮮な肉を消費者に直接届ける仕組みを構築しています。これによって、消費者は品質の高いお肉を安価で手に入れることができ、町の肉屋が再び地域の食文化に貢献することが期待されます。

まとめ



『肉匠神戸』のフランチャイズ展開は、伝統的な町の肉屋を甦らせる一つの成功例です。その背景には、精肉の流通に関する深‍い知識と、高い技術力、そして強力なサポート体制があります。今後も、このブランドの動向には目が離せません。日本の食卓を守り、畜産業の未来を切り拓く『肉匠神戸』のこれからに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
株式会社KOBE
住所
東京都中央区日本橋小伝馬町2-5FKビル7F
電話番号

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