助産師国家試験の新たな一歩
2026年2月12日に実施された第109回助産師国家試験において、株式会社With Midwifeが初めて試験当日に解答速報を公開しました。この革新は、従来の助産師国家試験では一般的でなく、看護師国家試験では見られるものです。With Midwifeは2019年から解答速報の公開を始め、今年で4年目となりました。
試験当日の解答速報は、受験生にとって非常に貴重な情報源です。合格発表までには時間があり、その間、不安を抱える受験生も少なくありません。しかし、With Midwifeが提供する速報は、受験生に冷静さをもたらし、自己判断を可能にします。
解答速報の背景
助産師国家試験は、多くの人々にとって職業人生の重要な一歩です。そのため、試験当日に解答がわかることは、受験生にとって大きな安心材料となります。2023年より始めた解答速報を支えるのは、助産師の有資格者たちです。彼らはボランティアとして協力し、設問をどのように考慮するかを検討しました。
前回の試験(第108回)では、なんと全国の受験者の2.6人に1人がこの速報を利用し、自己採点率は99.0%を記録しました。この高い精度は、多くの助産師の意見を取り入れた結果です。
受験生からプロへ
With Midwifeの試みは、受験生にとって安心の源だけでなく、助産師同士の交流を促進する機会ともなっています。過去に解答速報を利用した助産師が、今度は新しい受験生の支佐になるという、「支え合い」が生まれつつあるのです。これにより、助産師のコミュニティもより強固になります。
国家試験を新たなスタートとして
With Midwifeは、助産師国家試験を「ゴール」と捉えず、むしろキャリアの始まりに過ぎないと考えています。助産師としての仕事は、免許取得後の成長と進化が求められます。日本には約7万人の助産師がいるものの、その中で実際に病院などで働いているのは36,000人あまりです。
これには、職場環境の選択肢が限られていることも影響しています。しかし、産後ケアや女性の健康支援、企業での両立支援といった新たな需要が生まれており、助産師の専門性が求められています。これを受けて、With Midwifeは助産師の可能性を広げる施策を展開しています。
With Midwifeの事業展開
1.
THE CARE: 企業に専属の助産師を配置。従業員や家族が24時間いつでも相談できる体制を整えています。
2.
License says: 助産師が医療現場以外でも活躍できるよう設計された育成プログラム。これにより、キャリアの選択肢が広がります。
3.
OYAWORK: ワーキングペアレントを対象にした両立支援プログラム。育児と仕事の両立をサポートします。
4.
その他の事業: 行政との協業や助産師の知見を生かした商品開発も行っています。
国家試験解答速報の公開も、助産師と社会をつなぐための一環です。学生たちがキャリアの選択肢に触れ、学び続ける環境を提供することを目指しています。
国家試験を超えて
2026年3月3日には、「ジョサンシ仕事展Ⅱ」と題したイベントが開催されます。助産師としてのキャリアの幅を広げるきっかけとなるこの場では、医療機関以外で活躍している助産師の話を聞くことができます。全国の助産師が参加し、お互いの経験を共有し合う、貴重な機会となるでしょう。
このように、With Midwifeは助産師一人ひとりが自らを信じ、専門性を社会で発揮できる未来を目指しています。彼らの取り組みは、本当に助産師の未来に対する強い信念を表しています。