戸田建設、ビジネスチャット『direct』を全現場に導入しコミュニケーション改革を推進

戸田建設株式会社は、業界のデジタル化が加速する中、ビジネスチャット『direct』の導入を決定しました。この取り組みは、協力会社を含む国内の現場でのコミュニケーションをより円滑にし、業務の効率化を図る目的があります。2025年2月から全現場への導入が予定されており、実現に向けて期待が寄せられています。

戸田建設の歴史と現状

1881年に創業を開始した戸田建設は145年の長い歴史を誇る総合建設会社です。数多くの名建築を手掛けてきた同社は、歴史的な建物から最新鋭の高層ビルまで多岐にわたるプロジェクトを遂行しています。その一方で、土木事業も手掛けており、都市や交通インフラの整備に寄与してきました。新たな価値創造にもチャレンジしており、再生可能エネルギー事業や地方創生プロジェクトにも取り組んでいます。

特に、2024年に完成予定の新本社ビル『TODA BUILDING』は、世界最高レベルの免震性能をもつとともに、芸術・文化の発信地としても注目されています。

導入の背景と目的

戸田建設の現場では、これまで品質や安全面での情報共有に特化したアプリを運用してきました。しかし、より広範囲に及ぶ関係者との情報交換や機密情報の安全なやり取りが求められるようになったため、ビジネスチャット『direct』が選ばれました。『direct』は直感的な操作が可能で、高度なセキュリティ機能も備えているため、安心して積極的に活用できるツールです。

これにより、リアルタイムでの情報共有が実現されるだけでなく、コミュニケーション基盤の強化が期待されます。これまでの業務を根本から見直す絶好の機会と捉えています。

ビジネスチャット『direct』の特長

『direct』は、文字だけでなく、現場で撮影した写真や図面など様々な情報を共有することができ、緊急時の連絡手段としても機能します。すでに5,500社以上の導入実績があり、建設業だけにとどまらず多岐にわたる業界で利用されています。

現在は、タスク管理やスケジュール管理、掲示板としての機能も追加されており、業務の効率化がより一層進められています。

今後の展望

戸田建設における『direct』の導入には高い期待が寄せられています。特に、協力会社との円滑な情報共有が実現することにより、コミュニケーションの迅速化やリスク管理の向上に貢献することが考えられます。戸田建設株式会社の池端部長は、「作業所内でのチャットツールとして活用することで生産性の向上が期待されます」とコメントされています。さらに、ゲストモードを利用することで、外部の関係者と安全に情報を共有できる点も大きな利点です。

まとめ

戸田建設は、ビジネスチャット『direct』を通じて、作業現場におけるコミュニケーション改革を進めようとしています。デジタル化が進む建設業界において、情報の迅速かつ安全な共有はますます重要な課題となるでしょう。今回の取り組みにより、戸田建設は今後も新たな価値を創出し、業界全体の発展に寄与していくことでしょう。