Visual Bankがスピードスケートデータセットを発表
Visual Bank株式会社が、傘下のアマナイメージズを通じてAI学習用データソリューション『Qlean Dataset(キュリンデータセット)』のラインナップに、スピードスケートの動画・画像データセットを追加しました。この新しいデータセットは、AI研究や商業開発に役立つ素材として注目を集めています。
データセットの概要
今回提供される『スピードスケートの動画・画像データセット』は、日本人の20代男性スピードスケート選手を対象にしたもので、さまざまな角度から撮影されたデータが含まれています。
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容量: 6.03GB
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件数: 18ファイル
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形式: mp4
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撮影時間: 22分36秒
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容量: 116.06GB
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件数: 19,038ファイル
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形式: jpeg
これらのデータは、スケートリンクという屋内環境で撮影され、選手の動きが詳細に捉えられています。特に高解像度で収録されているため、フォーム解析や動体追跡のAIの開発に非常に有効です。
ユースケースイメージ
スピードスケートデータセットはさまざまな応用が期待されます。以下はその一部です:
- - スポーツ動作解析・フォーム最適化: 高解像度の映像を利用して選手の滑走フォームを解析し、パフォーマンス向上のための支援が可能です。
- - 行動認識・動体追跡AIの研究: 50km/hを超える滑走動作を詳しく収録しているため、動体認識AIにとって理想的な検証データを提供します。
- - 競技採点支援システムの開発: 選手の身体軸や重心移動を評価し、フォーム判定AIの開発をサポートします。
- - VR/AR体験コンテンツ開発: モーション生成に役立つ多視点の映像は、教育やプロモーションに理想的な体験型コンテンツを生み出します。
研究開発支援とデータ利用の利便性
Visual BankのQlean Datasetは、商用利用を含む幅広い利用に対応しており、データ利用に関する合意書がすべての被写体から取得されています。これにより、安心してデータを使用することができます。また、『AIデータレシピ』という独自の提供形態を通じて、データ調達のコストを抑えることが可能です。
アカデミア支援プログラム
Visual Bankは、アカデミア支援プログラムを通じて、大学や研究機関向けに無償でデータセットを提供しています。これにより、研究現場での質の高い学習データの供給を受けられるため、多くの研究者が利用を希望しています。
会社の背景と未来への展望
Visual Bank株式会社は、「あらゆるデータの可能性を解き放つ」というミッションを持ち、次世代型のデータインフラを構築・提供しています。AI補助ツールやQlean Datasetなどを通じて、さらなるサービスの向上と社会実装に向けた取り組みを進めています。今後も、さまざまなデータを提供することでAI技術の発展に寄与していくことを目指しています。
代表者: 永井真之
所在地: 東京都港区南青山7-1-7C-Cube南青山ビル6F
企業URL:
Visual Bank