伊勢萬の新たな挑戦
三重県伊勢市に位置する伊勢萬は、伊勢神宮に近い場所にある唯一の酒蔵です。この酒蔵が新たに開発したのが、精米歩合21%を誇る純米大吟醸酒「おかげさま -浪穂NAMIHO-」。2025年1月1日に600本の限定販売が予定されており、その注目度は年々高まっています。
近年、日本酒の精米歩合が進化していることは皆さんもご存知かと思います。特に高い精米歩合の日本酒は、その魅力的な味わい로多くのファンを惹きつけています。「おかげさま -浪穂NAMIHO-」も、ただ単に精米歩合を高めたというだけでなく、伊勢の風土や伝統、文化への深いリスペクトが込められています。本酒は、兵庫県特A地区で栽培された特上等級の「山田錦」を100%使用し、米の中心部のみを贅沢に使用しています。この贅沢な素材を五十鈴川の伏流水で仕込み、丹精込めて醸造されました。
伝統と革新の融合
「浪穂(なみほ)」という名前には、古代の文献『日本書紀』からインスパイアを受けた意味があります。「豊葦原の千五百秋の瑞穂の国」という言葉が示すように、日本の豊かさを象徴するような清酒となることを願って名付けられました。この名前には、伊勢の自然の恵みと五穀豊穣への感謝が込められており、訪れる方々への思いやりが表されています。
この純米大吟醸の魅力は、ただ美味しいだけではありません。清酒の製造過程において、杜氏の船木健司氏は細心の注意を払い、デリケートな酒米の扱いにこだわり抜きました。洗米から給水、麹造り、もろみの発酵管理に至るまで、全てのプロセスにおいて徹底した管理が求められました。その結果、見事に調和の取れた華やかな香りと上品な味わいが生まれたのです。
「おかげさま」シリーズの真髄
「おかげさま -浪穂NAMIHO-」は、特別な瞬間を彩るにふさわしい一滴です。この酒は新年のお祝いの席や大切な贈り物にも最適で、飲む人の心を豊かにすること間違いなしです。また、伊勢萬は年明けに「おかげさま ~重浪(しきなみ)~」という新作もリリース予定で、さらなる期待が高まります。
若い酒蔵として挑戦を続ける伊勢萬。技術革新と伝統を融合させ、世界に向けて日本酒の豊かさを発信しています。日本酒がユネスコの無形文化遺産に登録される流れの中で、伊勢萬の「おかげさま」シリーズが持つ意義はますます重要になることでしょう。新たに挑戦する「おかげさま -浪穂NAMIHO-」、心を込めて仕込まれたこの酒をぜひご堪能ください。
商品情報
- - 名称: 純米大吟醸酒『おかげさま -浪穂NAMIHO-』
- - 内容量: 720ml
- - 原料米: 兵庫県特A地区産特上山田錦
- - 精米歩合: 21%
- - アルコール度数: 15%
- - 日本酒度: -3
- - 希望小売価格: 12,000円(税込)
- - 発売日: 2025年1月1日(水)*数量限定
販売場所は、伊勢萬内宮前 酒造場の店頭、及びオンラインストアにて行われます。オンラインストアでの発送は1月6日からですので、ぜひチェックしてみてください。お待ちしております。