埼玉大学生協とパーソルが手を組みデジタルスキルを強化

埼玉大学生協とパーソルビジネスプロセスデザインの新たな取り組み

2025年7月、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社と埼玉大学生活協同組合が、デジタルスキル認定試験「ICDL（International Computer Driving License）」の代理店販売パートナーシップを結び、埼玉大学生協の店舗において学生向けの販売を開始しました。この契約により、学生たちは生協窓口でICDL認定試験を申し込む際に、組合員割引価格で受験できる特典を受けることができます。

デジタルスキル認定試験「ICDL」とは？

ICDLは、ICT教育カリキュラムに基づいてデジタルスキルを評価・認定する国際標準の試験です。100カ国以上で採用され、教育や社会におけるデジタル能力の向上を目指すプログラムであり、特に大学生のキャリア形成において注目を集めています。学生はこの試験を通じて、デジタル社会でのスキルを身につけ就職活動に役立てることが期待されています。日本国内でのICDLの認知度は高まりつつあり、特に就職や留学への価値が評価されています。

埼玉大学生協との事前ワークショップ

この取り組みの前段として、埼玉大学生協と協力し、2024年12月から2025年3月にかけて学生参加型のワークショップを開催しました。参加者は「大学生が自分で受けてみたくなる資格試験とは何か？」というテーマでディスカッションし、実際にICDLを体験、一部アイデアやキャッチコピーは販促物に使用されました。このワークショップでは、参加した75％の学生が自身のITスキルや知識が向上したと実感しており、学びの場を発展させる重要性を示しています。

全国展開を目指す

今回の取り組みは、埼玉大学生協とのモデルケースをもとに、全国的な展開を目指して進められます。初期の導入目標は東京地区の大学生協において40組合で、3,000人以上の学生にICDL学習機会を提供することを目指しています。また、地域の人材育成や就業力向上のために官公庁や教育機関との連携強化も視野に入れています。