150年の伝統を受け継ぐ新たな挑戦
新潟県長岡市に位置する恩田酒造株式会社が、創業150周年を迎え新たなブランド「米の恩返し」を発表しました。この新ブランドは、特に米の持つ旨味を最大限に引き出すことを目的とし、先行販売プロジェクトを支援購入サービスのMakuakeでスタート。目標金額30万円に対して、初日で達成し、現在は300%を超える勢いを見せています。
「米の恩返し」の魅力
「米の恩返し」シリーズは、恩田酒造が米を信じ、新たな日本酒を醸造することを目指しています。ブランドのコンセプトとして「米を信じ、SAKEを醸す」という言葉が掲げられており、自ら育てたお米を基に、伝統と革新を融合させた新しい日本酒の製造が行われています。
新ブランドのデザインは、鶴と稲穂を組み合わせたもので、地域での恩返しを象徴。これまでの「舞鶴」と「恩田酒造」という銘柄から生まれた新しいロゴによって、今後の展開が楽しみになります。
酸基醴酛製法の復活
「米の恩返し」では、幻の製法とも言われる「酸基醴酛(さんきあまざけもと)」を使用。この伝統的な製法を復活させることで、米本来の旨味を引き出し、他にはない独自の味わいを実現しています。新しい試みとして、半農半酒造のスタイルを取り入れ、お米の質にこだわりながら酒造りを行っています。
緊急プロジェクトとその成果
現在、このプロジェクトは2026年1月30日まで募集が続き、新たに設定されたネクストゴールとして、サポーター100人の突破を目指しています。初めに発表された「米の恩返し EP1」と「EP2」は、若干異なる特徴を持っていて、特にEP1は熟成された風味深い仕上がり、EP2は低精白米から作られるフルボディな一品となっています。
EP1とEP2の詳細
昨年度の醸造で1年間熟成された、味わいが豊かなお酒です。燗酒で温めるとおにぎりのような香ばしい風味が引き立ちます。
令和8年に醸造予定で、精米歩合88%の低精白米を使用。アルコール度数13度と飲みやすい仕上がりになっています。これは日本酒初心者にも好評となるでしょう。
限定セットの販売
また、特別に「舞鶴鼓88DIG」という試験醸造酒も用意されています。18,000円(税込・送料込み)で4種類の飲み比べセットが30セット限定で販売されており、しっかりとした酸味が特徴で、肉料理とのペアリングがおすすめです。
プロジェクトの展望
今後、サポーターの意見を反映しつつデザインを決定していく予定で、最終的に3つ程のデザイン案を提示し、参加者による投票で決める形を考えています。これにより、より多くの方々が新ブランド「米の恩返し」に関わり、楽しんでもらえるプロジェクトとなることを目指しています。
まとめ
恩田酒造は、伝統と革新の融合を目指し、SAKEの新たな可能性を模索中です。150周年を迎えたこのタイミングでの新ブランド立ち上げは、多くの日本酒ファンにとって見逃せないイベントとなるでしょう。