アプトポッドが高速起動機能を備えた新型CAN FDユニットを発表

株式会社アプトポッドが新たに発表した製品、
「EDGEPLANT CAN FD USB Interface」がついに受注開始となりました。この製品は、高速起動機能を搭載しており、CANとCAN FDに対応した2チャンネルの入出力ポートを備えています。これにより、車両の始動直後からのデータ収集が可能になり、テストや開発現場での利用が大きく向上します。

新製品の特長

この新たなUSBインターフェースは、小型設計でありながら、使用時の効率性が高いのが特長です。初期起動時においても、迅速にデータを収集することができるため、起動シーケンスの検証や、短期間でのドライブサイクル試験に最適です。

例えば、乗用車や二輪車、バスなどさまざまな商用車両の研究・開発において、データの取得が鍵を握ります。このデバイスにより、特にECUの起動シーケンスを迅速に把握できるため、異常検出や性能評価に役立ちます。

従来の課題を克服

従来のデバイスでは、エッジコンピュータの起動を待って計測が始まるため、CANバス上の貴重なデータを逃してしまう可能性がありました。この製品は、イグニッション信号に連動したデータ収集が可能で、さらに外部信号の入力によっても動作し、自動データ収集を実現します。

スムーズな試験の実現

特に、短時間で繰り返される試験においては、試験環境の待機時間が問題となることが多いです。この製品の高速起動機能により、配送車両や営業車両の運用データを直接取得することが可能となり、実運用を忠実に模した反復試験が可能になります。

電気自動車にも対応

また、電気自動車やハイブリッド車両では、イグニッションがOFFな状態でもCAN通信が発生することがあります。これに対応するため、別売の電源制御ユニットと組み合わせることで、動作中のデータを正確に記録することができ、利便性が向上します。

この新しいEDGEPLANT CAN FD USB Interfaceは、商業用途でも家庭用でも、その使い方が多岐に渡ります。各アプトポッド製品に共通する信頼性を備えたこの製品が、より多くの用途で役立つことが期待されています。

詳細や製品の問い合わせは、株式会社アプトポッドの公式サイトより行うことが可能です。