温室効果ガスの展示
2025-06-17 12:56:21

横浜の科学館で見える温室効果ガスの真実!GOSAT3Dビジュアライザー展示開始

温室効果ガスを可視化する新たなステップ



横浜市に位置する「はまぎんこども宇宙科学館」では、未来の地球を考えるための新しい展示が始まります。その名も「GOSAT3D ビジュアライザー」。これは、宇宙から温室効果ガスを観測する日本初の人工衛星「GOSAT」が収集したデータを元に、観測されたガスの濃度を立体的に示す新しい触覚体験です。

GOSATの出発点と進化



環境省が2009年に打ち上げた「GOSAT」は、温室効果ガスである二酸化炭素とメタンを監視するための衛星で、地球規模での観測が行われています。この衛星から得られた大気データを使用した「GOSAT 3D ビジュアライザー」は、技術革新の象徴であり、今までの温室効果ガスの観測方法とは一線を画しています。これにより、過去から現在にかけての温室効果ガスの濃度の変化を視覚的に体験できる機会が提供されます。

展示の目的と効果



横浜市では、2050年までに脱炭素社会を目指すために、市民、事業者、行政が協力し、環境への取り組みが推進されています。展示を通じて、特に子供たちに対して環境問題について考えるきっかけを提供することが意図されています。温室効果ガスの濃度がどのように変動しているのかをデータで示し、地球を守るためのアクションについて考えさせることが、展示の主な目的です。ひいては、家庭における二酸化炭素削減の意識を高めることにも繋がるでしょう。

GOSAT 3D ビジュアライザーの特長



この革新的なビジュアライザーは、モニターの前に立つ人を認識し、3D立体で地球の姿を浮かび上がらせる技術を採用しています。表示されるのは、2009年からの温室効果ガスの濃度の経年変化。地球儀上での可視化により、季節による変動はもちろん、他の都市との比較もつきやすくなっています。さらに、今回の展示では、横浜市特有のデータも反映され、地元の環境問題に関心を持つきっかけを作る重要な展望です。

展示の詳細



展示は、横浜市磯子区洋光台の「はまぎんこども宇宙科学館」の5階、宇宙船長室で行われます。アクセスも良好で、JR京浜東北・根岸線の洋光台駅から徒歩3分の立地にあります。科学館の営業時間は午前9時30分から午後5時まで、最終入館は午後4時です。入館料は公式ウェブサイトで確認できます。

展示の期間は令和7年6月18日(水)から令和8年3月31日(火)まで。未来を担う子供たちにとって、環境問題について新しい視点を提供する貴重な機会となることでしょう。

最後に



この展示の企画者であるこども科学館の的川館長は言います。「触れて感じて快適な地球をつくろう!温室効果ガスの濃度と変化を体感できる貴重なチャンスを提供します。宇宙と自分をつないで地球温暖化をストップするために、みんなで力を合わせましょう!」

このサイエンスの旅が、未来に向けた重要な一歩となることを期待します。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
横浜市
住所
横浜市中区本町6丁目50番地10
電話番号

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。