金沢駅前に誕生する新たなシンボル、「Hirooka Terrace」
石川県金沢市の中心地に位置する金沢駅前に、高層テナントオフィスビル「Hirooka Terrace」が建設中です。この新しいビルは、株式会社北國フィナンシャルホールディングスが開発を進めており、地上13階建て、高さ58.7メートルの壮大なスケールを誇ります。その特筆すべき特徴は、全国初のNearly ZEB(ニアリー・ゼブ)を達成している点です。これにより、エネルギー効率の高い建物としての認証を受けており、環境への配慮も万全です。
統合ネットワークの導入
このプロジェクトにおいて、株式会社オーエフが統括ベンダーとして参画し、全体のIoT化を推進します。具体的には、入退館管理システムや照明制御、監視カメラなどの各設備を一元的に管理し、建物全体の効率的な運用を実現します。
IoTを活用した快適な空間
「Hirooka Terrace」は、最新のIoT技術を取り入れることで、照明や空調の自動調整を可能にし、エネルギーの最適化を図っています。これにより、無駄なエネルギー消費を抑えつつ、快適な環境を提供することができるのです。
統合ネットワークのメリット
統合ネットワークは、様々なシステムを一つの基幹ネットワークにまとめることで、次のような多くのメリットを提供します。
1.
コスト削減: 一つのネットワークに統合することで、配線や機器の数が減り、設置やメンテナンスにかかるコストが削減されます。
2.
管理の効率化: リアルタイムでビル全体のシステムを一元管理するため、異常対応が迅速に行え、運用の最適化が図れます。
3.
将来の拡張性: 新しい設備やシステムを簡単に追加できるため、技術革新にも柔軟に対応可能です。
デメリットと対策
ただし、ネットワークの影響は複数の設備に波及するリスクも存在します。このため、株式会社オーエフでは冗長構成を採用し、万が一の障害時にも全体が停止しないよう設計されています。また、365日稼働する監視センターがリアルタイムでネットワークを監視し、迅速な対応を行う体制を整えています。
地域社会との関わり
「Hirooka Terrace」は、最先端の技術と快適な利用環境を兼ね備えた未来志向の複合施設として、2025年7月に竣工予定です。株式会社オーエフは、今後も統合ネットワークの推進を続け、地域社会の発展や持続可能な開発目指し、積極的に取り組んでいく考えを示しています。こうした最先端の取り組みが、金沢市の新しいシンボルとなることは間違いありません。