能登の貴重な焼き芋「いろは芋」の最後の販売
株式会社ハチバンが手掛ける焼き芋「いろは芋」が、2024年11月1日からクラウドファンディングECサイト「Makuake」で提供されます。この焼き芋は、能登の土で育てられた「紅はるか」を、特別に設計された貯蔵庫でじっくり熟成したものです。しかし、2024年の能登半島地震により貯蔵庫として使用していたトンネルが崩壊してしまったため、今回の販売が事実上の最後となります。
「いろは芋」の由来
「いろは芋」という名前は、かつてののと鉄道の車掌たちがトンネルを「イ」「ロ」「ハ」と呼んでいたことに由来しています。もともとこの焼き芋は、志賀町産のさつまいもを使っており、炭火でじっくりと焼かれ、濃厚な甘みが特徴です。特に、廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」において、さつまいもが特別な貯蔵方法で熟成されたことが、その味わいの深さにつながっています。
震災による影響と可能性
2021年から始まったこのプロジェクトは、さつまいも作りを通じた地域おこしの一環として、JA志賀と共同開発されました。貯蔵実験の結果、さつまいもは約50日間の貯蔵で糖度が大幅に向上し、最高36度に達することも判明しました。しかし、昨年の能登半島地震によって続けることが不可能になり、290キロのさつまいもが奇跡的に救出され、最終的な販売となります。
販売の詳細
「いろは芋」の販売は、2024年11月1日(金)9:00から11月29日(金)22:00まで行われ、冷凍焼き芋1kgが3,900円(税込)で販売されます。先着80名には、10%引きの3,480円(税込)で提供されるため、早めの購入をおすすめします。数に限りがあるため、なくなる前にぜひゲットしてください。
このプロジェクトを通じて皆様に内在する地域の魅力を感じていただき、震災の悲劇を乗り越えて、新たな希望を見出す機会にできればと願っています。
まとめ
最後のチャンスとなる「いろは芋」を、Makuakeでの購入を通じて味わい、能登の地で育まれた特別な甘みを感じることができる貴重な機会です。これを機に、能登の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。さあ、この貴重な焼き芋をお楽しみください。