KiGi AKIHABARA〜新たな都市と森の共生の拠点
2026年春に竣工を予定している「KiGi AKIHABARA」は、株式会社サンケイビルが開発した先進的な木造ハイブリッドオフィスです。このプロジェクトは、土地や環境との調和を重視し、居住空間と働く場所が融合する新しい形のオフィスビルを目指しています。
「都市と森のリンク」
本ビルの企画は、一般社団法人ASIBAと株式会社ソマノベースによるもので、テーマは「都市と森のリンク」です。このコンセプトに基づき、建物を通じて自然との関わりを体験できる場を創出しようとしています。特に、木材を使用した設計は、親しみやすさとともに、温かみのあるオフィス環境を提供します。
ビルOS「nexOS」の導入
KiGi AKIHABARAでは、株式会社ArchNexが開発したビルOS「nexOS」を導入します。このビルOSは、空調、照明、ディフューザー、AIカメラ、環境センサーなど、さまざまな設備とのデータ連携を行います。これにより、リアルタイムな設備の制御が可能になり、快適で効率的なオフィス環境を実現します。
nexOSは、デジタルツイン技術を駆使しているため、物理的な設備の状態をデジタル空間で可視化することができ、利用者にとって理解しやすい情報提供を行います。この技術により、利用者は快適に働ける空間を体験することができます。
連携体制のスリームライン
このプロジェクトは、3社が力を合わせて進めています。ASIBAは空間や企画設計を担当し、ソマノベースは地域との連携や森との関わり方を考えた設計を提供します。そして、ArchNexがビルOS「nexOS」の実装及び技術基盤を整える役割を担っています。この強固な連携により、デザイン、技術、そして社会的な価値創造が一体となり、革新的な都市空間の実現を目指します。
期待される変化
KiGi AKIHABARAが完成すれば、私たちのオフィスの概念や都市空間の使用方法に大きな変化が訪れることが予想されます。都市と自然が結びついた新しい形のオフィスビルは、デジタル技術による新しいライフスタイルやワークスタイルを提供し、より良い都市環境の形成に寄与するでしょう。
このように、KiGi AKIHABARAはただのオフィスビルにとどまらず、都市と森の新しいつながりを示す示範的なプロジェクトとなりそうです。そして、その実現のために、各社が協力していく姿勢は、今後のプロジェクトのモデルにもなり得るでしょう。
この新しい試みは、多くの企業や地域社会にとっても貴重な参考となることが期待されます。新たな都市空間の模索は始まったばかりですが、今後の進展に目が離せません。