SBI住宅ローン借り換え分析
2013-05-13 18:31:43
SBIモーゲージの住宅ローン借り換え顧客分析:増加傾向と顧客属性
SBIモーゲージの住宅ローン借り換え顧客分析:増加傾向と顧客属性
2012年12月から2013年3月にかけて、SBIモーゲージで住宅ローンを借り換えた顧客を対象とした属性分析の結果が明らかになりました。分析の結果、他社からの借り換えが顕著に増加していることが判明。その背景や顧客属性、そしてSBIモーゲージの取り組みについて詳しく見ていきましょう。
借り換え顧客の増加傾向
まず注目すべきは、他社からの借り換え件数の増加です。2012年12月の11%から、2013年3月には34.2%まで増加と、わずか3ヶ月で3倍以上の伸びを示しました。この急激な増加は、SBIモーゲージの積極的な取り組みと、市場環境の変化を反映していると言えるでしょう。
借り換え顧客の属性
借り換え顧客の属性を分析した結果、興味深い事実が明らかになりました。性別の内訳は男性が95.5%、女性が4.5%と、男性が圧倒的に多いことが判明しました。年代別では、30代と40代が全体の84.8%を占め、働き盛りの世代が借り換えの主要顧客層であることが分かります。
さらに、借り換え前の金融機関の内訳を見てみると、民間金融機関(銀行、信用金庫、信用組合、信販会社、生命保険会社など)が47.4%と約半数を占め、次いで住宅金融支援機構のフラット35や旧住宅金融公庫が34.5%という結果でした。フラット35からの借り換えが多いことは予想されていましたが、民間金融機関からの借り換えがそれを上回っている点は注目に値します。これは、フラット35の金利低下に伴い、全期間固定金利への借り換えニーズが高まっていることを示唆しています。
借り入れ期間と金額
借り入れ期間は15~20年が66.3%と最も多く、フラット35の金利体系も影響していると考えられます。フラット35は、15~20年の借り入れ期間の方が21年以上の期間よりも金利が低いため、この期間を選択する人が多い傾向にあります。金額については、1,000万円~2,000万円が42.0%と最も多く、続いて2,000万円~3,000万円が40.5%と、高額な借り入れが多いことも特徴です。
SBIモーゲージの取り組み
SBIモーゲージは、全期間固定金利の住宅ローンを主力商品として展開しており、特にフラット35の金利低下を捉え、積極的に借り換えを促進する施策を展開しています。2012年10月からは、「借り換えメリット査定」サービスを開始し、2013年4月までに5,000件以上の査定申し込みがありました。全国170店以上の対面型店舗網を活かし、顧客への丁寧なサポートを提供することで、多くの顧客のフラット35への借り換えを実現しました。その結果、フラット35の実行件数で3年連続No.1を達成するなど、大きな成果を上げています。
まとめ
SBIモーゲージの住宅ローン借り換え顧客分析からは、他社からの借り換え増加、顧客属性の特徴、そしてSBIモーゲージの積極的な取り組みが明らかになりました。今後も、低金利時代における住宅ローンの借り換えニーズは高まることが予想されます。SBIモーゲージのように、顧客ニーズに合わせたサービス提供が、競争優位性を築く上で重要となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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アルヒ株式会社
- 住所
- 東京都港区六本木一丁目6番1号泉ガーデンタワー22階
- 電話番号
-
03-6229-0820