次世代人工光型植物工場「福井美浜工場」が竣工、地域に根差した新たな農業モデル

次世代人工光型植物工場「福井美浜工場」の竣工式

2023年9月10日、株式会社椿本チエインが福井県三方郡美浜町に位置する若狭美浜インター産業団地で、次世代型の人工光型植物工場「福井美浜工場」の竣工式を行いました。この工場は、植物栽培に特化した施設であり、同社にとって国内における6番目の工場となります。地域の関係者や建設関係者、取引先が出席し、高まる植物工場への期待感と共に神事が執り行われました。

新しい栽培方式と社会課題の解決

椿本チエインが掲げる長期ビジョンには、「安心・安全な生活基盤の構築」があります。今後のコンビニや外食市場の野菜需要の増加に応えるべく、当社は新たな栽培方式を導入したこの植物工場を開設しました。この施設は、量産のための自動化設備を持ち、栽培現場に密着した「実証開発」を行う拠点でもあります。

福井美浜工場で生産されるレタスは、2023年9月下旬から出荷が始まり、今後生産量を順次増加していく予定です。これにより、地域における農業の新たな形を提案していくことを目指しています。

竣工式の様子と代表取締役社長の挨拶

竣工式では、テープカットの瞬間が多くの関係者に見守られました。代表取締役社長の木村隆利氏は、工場の開設ができたことに感謝し、「この福井美浜工場を通じて、安全で安心な野菜を提供しながら、新たな自動化機器や栽培技術の開発を進める」と誓いました。また、「地域に根ざした魅力ある事業モデルにすることが重要であり、社会課題の解決に真正面から取り組む」とも述べました。