UntroD Capital Japan、クロスオーバー・インパクトファンドを創設
UntroD Capital Japan株式会社が、新たなクロスオーバー・インパクトファンドを設立したことが発表され、初回のファーストクローズに40億円を達成しました。これは、上場企業と非上場企業の垣根を越え、社会にポジティブな影響を与えつつ投資リターンを追求することを目指すファンドです。
背景と目的
同社は2015年からディープテック分野に特化した「リアルテックファンド」を運営しており、これまでにも多年にわたって多くのスタートアップ企業に対してシードやアーリーステージからリード投資を実施してきました。今回のファンド設立は、これまでの投資経験と成功に基づいた新たな挑戦の一環として位置付けられています。
上場前後のスタートアップ企業には、資金調達の難しさやガバナンスの課題、急激な環境変化への不安定さなどが影響を与えています。これらの問題を解決するために、クロスオーバー投資が必要とされています。
野村アセットマネジメントとの連携
UntroD Capital Japanは、日本最大の資産運用会社である野村アセットマネジメントと強力なパートナーシップを結びました。この提携により、繊細な投資判断とスタートアップ企業への資金供給を可能にし、特にインパクト志向のIPOを目指す企業に対して長期にわたる支援を提供します。これにより、上場後も企業が持続的に成長し、社会に対して貢献し続けることが期待されています。
ファンドの特長と投資対象
このクロスオーバー・インパクトファンドは、革新的な技術を有し、地球や人類の課題解決を目指す国内スタートアップを主な投資対象としています。ヘルスケア、バイオ、宇宙、ロボティクス、農業、環境エネルギーなど、多岐にわたるディープテック企業に焦点を当てています。ファンドの運用期間は2024年12月から最大8年間あり、必要に応じて2年の延長も可能です。
今後の展望
UntroD Capital Japanは、今後も持続可能な社会の実現に向けて、スタートアップへの資金提供を強化し、社会的インパクトを伴う投資のモデル確立を目指します。これにより、次世代の技術革新が促進され、さまざまな社会課題の解決へとつながることが期待されています。
また、当社は他のパートナー企業とも協力し、広範囲にわたるエコシステムを構築することで、スタートアップ企業の成長を支援する仕組みを進化させることを目指しています。
UntroD Capital Japanの今後の活動
UntroD Capital Japanは、2015年に設立されて以来、ディープテック領域のスタートアップや企業の成長を支援し続けてきました。今回のクロスオーバー・インパクトファンドにより、さらに多くの革新的な企業が芽吹く土壌を形成できることを期待しています。私たちの目指す理想的な未来に向けて、引き続き努力していく所存です。