舞台『きたやじ』稽古場レポ
2025-02-06 15:46:03
中川大輔と牧島輝が織り成す舞台『きたやじ』、期待の稽古場レポート
2025年3月に上演予定の舞台『きたやじ オン・ザ・ロード~いざ、出立!!篇~』が注目を集めています。この作品は、江戸時代後期からの文学作品『東海道中膝栗毛』を基にした新作で、主演の喜多八を中川大輔が演じ、弥次郎兵衞役には牧島輝が起用されています。今回の作品は、演劇界の先人たちへの敬意を表しつつ、エンターテインメント性を追求した“浅まる企画”の第一弾です。
稽古が進んでいる中、2月4日に開催された稽古場取材会では、キャストたちの熱気あふれる姿が報告されました。オープニングシーンでは、太鼓の音が響く中、旅役者の喜多八と逃げまどう弥次郎兵衞が交錯する場面が披露され、歌と踊り、殺陣が入り乱れる爆発的なエネルギーが会場を盛り上げました。舞台奥に向かう斜面「むくり」を使っての走り回る様子は、観客をワクワクさせる要素が盛りだくさんです。
その後のシーンでは、緊迫感漂う「八乙女の鉄火場」が再現され、妖艶な常陸のお蝶が登場。彼女の歌声は、ヤクザたちとの対立を生み出し、一触即発の雰囲気が漂いました。こうした静と動のコントラストは、新しい舞台表現として注目されており、取材陣からも期待が高まっていることが感じられました。
トークセッションでは、中川大輔、牧島輝、ウォーリー木下が登壇し、作品への熱い思いや見どころについて語りました。ウォーリーは「フルスロットルの人たちを描きたい」という言葉を残し、観客に元気を届けたいと語っています。また、チケット代が手頃なU-22向けに設定されている点も、世代を超えた観劇を促す要因になっているとのことです。
この舞台は、東京の日本青年館ホールにて2025年3月1日から16日まで公演され、大阪では3月21日から23日までの公演が予定されています。観客は、まるで江戸時代の祭りに参加しているような一体感を味わうことができるでしょう。何よりもアクションや音楽の豊かさが約束されているだけに、公開が待ち遠しくなります。稽古場の熱気あふれる様子とキャストたちの信頼関係がどのような舞台を形作るのか、期待せずにはいられません。
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