三機工業、創立100年を迎え新たなビジョン「MIRAI 2030」を発表

三機工業、未来への新たな一歩

三機工業株式会社は、創立100周年の2023年4月22日を機に、新たな経営ビジョン「MIRAI 2030」と中期経営計画「2027」を策定しました。これにより、同社は新たなステージへと飛躍を目指します。

設立の背景と理念

1925年に旧三井物産機械部を母体に設立された三機工業は、建築設備事業を初め、環境システム事業や機械システム事業など、幅広い社会インフラ関連のプロジェクトを手掛けてきました。企業の経営理念として「エンジニアリングを通じて快適環境を創造し、広く社会の発展に貢献する」ことを掲げ、今後もこの使命を果たしていく姿勢を示しています。

新たな経営ビジョン「MIRAI 2030」

経営ビジョン「MIRAI 2030」は、持続可能な世界の実現を目指す内容で、三機工業が追求すべき使命として「人に快適を。地球に最適を。」を定めています。自社の成長とともに、環境や社会の価値を高めていくためのマテリアリティ（重要課題）にも注力する予定です。

中期経営計画2027の概要

中期経営計画「2027」は、2030年に向けた最初の3年間を拡大の基盤と位置付け、「深化と共創」をテーマに進められます。エンジニアリング企業としての技術を深化させ、新たなビジネスパートナーとの共創により競争力を強化することが目指されています。

具体的な戦略

1. 事業戦略: コア事業の深化を図り、施工業務の最適化を目指します。また、脱炭素に向けた技術開発やデジタル技術を活用した事業の進化が重要視されます。
2. 財務・資本戦略: 成長投資の推進と株主還元を両立。企業価値の向上を目指して、ROEやEPSの改善が計画されています。
3. 人財戦略: 人材育成に力を注ぎ、企業文化の強化を図ります。