イトーキの環境貢献活動
2011-12-22 15:07:21
イトーキ、東日本大震災復興支援型国内クレジット導入で環境と被災地支援に貢献
イトーキ、カタログ制作でCO2排出量をオフセットし被災地支援にも貢献
オフィス家具大手、株式会社イトーキは、2011年12月に発行した総合カタログの制作過程で発生したCO2排出量を、東日本大震災復興支援型国内クレジットで相殺する取り組みを実施しました。この取り組みは、環境保全と被災地支援を同時に実現する画期的な試みとして注目を集めています。
イトーキは、2011年11月からカーボンオフセットサービスを開始しており、オフセット代行、温室効果ガス排出量算定、クレジット創出支援といったサービスを提供しています。今回、新たに導入した東日本大震災復興支援型国内クレジットは、経済産業省のスキームに基づいたもので、全国の中小企業が排出削減に取り組むことで創出されたクレジットです。このクレジットを活用することで、CO2排出量の削減だけでなく、被災地への支援にも貢献できる仕組みになっています。
今回のイトーキの取り組みでは、総合カタログの刷版、用紙、インキ、印刷・製本の各工程で排出されたCO2排出量329トンを、この国内クレジットでオフセットしました。クレジット1トンあたり750円が被災地に寄付されるため、イトーキは計246,750円の寄付を行いました。これは、企業が環境への配慮と社会貢献を両立させる取り組みとして、大きな意義を持ちます。
イトーキは、この取り組みについて「お客さまへの追加負担は一切ありません」と説明しており、企業努力による環境保全と社会貢献を明確に示しています。この取り組みは、企業のCSR活動として高く評価され、他の企業にも波及効果をもたらす可能性があります。
イトーキのエコソリューション
イトーキは、カーボンオフセット以外にも、環境に配慮した様々な取り組みを行っています。ウェブサイト『EcoWorkstyle.com』では、国産材を活用したEconifa®シリーズや、エネルギーマネジメント、マテリアルマネジメントなど、イトーキのエコソリューションに関する情報を発信しています。このウェブサイトは、イトーキの環境への取り組みを理解する上で非常に有益な情報源となっています。
国内クレジットの仕組み
東日本大震災復興支援型国内クレジットは、国内クレジットの仕組みを活用したものです。国内クレジットは、企業が温室効果ガスの排出削減に取り組むことで得られるクレジットであり、それを売買することで、排出削減の促進を図る仕組みです。この仕組みを東日本大震災の復興支援に活用することで、企業のCSR活動と被災地支援を効果的に結び付けることが可能となっています。
まとめ
イトーキの取り組みは、環境保全と被災地支援を両立させる、持続可能な社会への貢献を示す好例です。企業が積極的に環境問題に取り組むことで、社会全体の持続可能性を高めることができると示しています。イトーキのこの取り組みが、他の企業の環境配慮への意識を高め、同様の取り組みが拡大していくことを期待します。また、このクレジットを活用した取り組みが、被災地の復興を促進する一助となることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社イトーキ
- 住所
- 大阪府大阪市城東区今福東1-4-12
- 電話番号
-
06-6935-2200