遺伝子組換え生物に関するパブリック・コメント実施のお知らせ
文部科学省は、遺伝子組換え生物の使用を規制し、生物多様性の保護を目的とした第一種使用規程に基づき、パブリック・コメントを実施することを発表しました。この発表は令和6年9月6日に行われ、意見公募の期間は9月6日から10月5日までの1か月間です。
この新たな取り組みは、国際的な条約である「生物の多様性に関する条約」の国内法に基づいています。この条約は、「カルタヘナ議定書」を基に、生物多様性への影響を防ぐための法制度を整備しています。この「カルタヘナ法」により、遺伝子組換え生物の環境中への拡散を防ぐためには、使用者が第一種使用等に関する規程を定め、主務大臣の承認を取得する必要があります。
今回の目的と背景
今回承認申請されているのは、遺伝子組換えイネに関する第一種使用規程です。この申請の過程で、学識経験者の意見が聴取され、研究開発段階の使用が生物多様性に対して悪影響を及ぼさないとの意見が得られました。この結果を受け、より多くの人々から意見を募り、その内容を慎重に評価していくことが目的となります。
パブリック・コメントの実施
意見公募手続きでは、一般の方々からも意見を受け付けます。これにより、幅広い視点からケーススタディを行い、全体としての合理的判断を下す材料とする狙いがあります。
今回の実施に関する詳細な情報は、文部科学省の公式ウェブサイトで確認できます。対象資料や申請書も掲載されているため、興味がある方はぜひ確認してください。
お問い合わせ先
本件に関する質問等は、文部科学省 研究振興局ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室までお問い合わせいただけます。連絡先は以下の通りです:
この取り組みを通じて、参加者が意見を表明することは、私たちの環境と未来を守るために重要なステップです。一人ひとりの意見が、未来の生物多様性保護に寄与することを期待しています。