渋谷未来デザインの挑戦
2018-04-25 18:35:19

渋谷未来デザイン設立で誘発されるイノベーションの波と地域の未来

東京・渋谷に新たな組織、一般社団法人「渋谷未来デザイン」が設立され、さまざまなジャンルの人々と機関による協力を基にしたイノベーションを模索しています。この組織は、周囲の人々の多様なアイデアや才能を集め、社会的な課題の解決に向けた新たなアプローチを提案します。それを実現させるために必要不可欠な考え方が、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)です。

産官学民連携の重要性


渋谷未来デザインは、単なる行政機関の取り組みではなく、個人、企業、学校など、多種多様な主体と連携し新しい価値を創造することを目的としています。この協力体制により、この創造的な取り組みは渋谷だけでなく、世界の都市に拡がりうる未来の革新の種となるでしょう。渋谷から発信される新しい都市生活の可能性は、広く社会全体の持続可能な発展にも寄与します。

持続可能な未来へ向けた取り組み


渋谷区長の長谷部健氏は、渋谷区基本構想「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」の実現を目指して、多様な主体が協力し、最先端の技術を活用し、新たな都市サービスを渋谷の地で実装して世界に発信することを期待しています。

この取り組みには、次のような3つのコアバリューが設定されています。
1. 地域社会の未来(フューチャー) - 都市の体験デザインを中心とした新しい価値の創出
2. 地域社会の誇り(シティプライド) - 地域の魅力を最大限引き出すイベントや活動の実施
3. 地域社会の発信力(ブランド) - 渋谷ブランドの強化と社会課題解決に向けた取り組みを進める

事業の具体的な取り組み


渋谷未来デザインの事業内容は大きくわけて5つあります。まず、都市の体験デザインでは、文化の創造を促進する施策の提案や実証実験が含まれます。さらに、都市空間の価値を高めるためにコミュニティ支援やビッグデータを活用した研究も行っています。また、市民共同のプロジェクトやフラッグシップイベントを通じてダイバーシティとインクルージョンの推進も進めています。

さらに、都市のブランド力を高めるために、さまざまなイベントを通じて渋谷という街の魅力を広める活動も行っています。そして、渋谷の発信力を活かした学校連携や都市間の協力体制を確立することで、地域全体のブランド価値の向上を図っています。

パートナーシップの広がり


現在、渋谷未来デザインには多くの企業や団体が参画しています。株式会社アカツキ、NTTドコモ、ソニー、大日本印刷などがその一例です。また、地方自治体との連携も積極的に進められており、渋谷だけでなく地域全体の発展にも貢献しています。

新たな未来を育む


渋谷未来デザインの代表理事である小泉秀樹氏は、地域の課題を共に考え、様々な主体が協力し合うことによって新しい渋谷の未来をデザインしていくことの重要性を語ります。彼は、クリエイティブでインクルーシブな取り組みが、地域の持続可能な発展に寄与する十分な可能性を秘めていると強調しています。このように、新たな時代の幕開けを告げる「渋谷未来デザイン」の活動に、地域の未来と可能性が懸けられているのです。

会社情報

会社名
一般社団法人渋谷未来デザイン
住所
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ9F
電話番号
03-6427-4394

トピックス(地域情報)

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