アステラス製薬が実現するデジタル変革
2017年5月31日、アステラス製薬株式会社はグローバルなWebサイトの統一基盤に、Acquiaの先進的なクラウド技術を採用したことを発表しました。このプロジェクトにおいて、CI&T株式会社がパートナーとして選ばれ、オープンソースのCMS「Drupal 8」を利用したデジタル・エクスペリエンス管理が進められます。
デジタル・エクスペリエンスの新たなステージへ
アステラス製薬は、医薬品業界のリーダーとして「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念のもと、絶えず進化し続けています。今回のAcquiaの技術採用により、Webサイトの管理が統一され、地域や言語に関わらず一貫した情報提供が可能となります。また、セキュリティと安定した運用も兼ね備えたWebサイトが構築されることになります。
新しいウェブサイトデザインとユーザー体験
新たに公開されたGlobal Webサイト(
https://www.astellas.com/)は、ユーザーにとって「見やすく」「使いやすく」「分かりやすい」情報提供を目指します。これにより、アステラスグループのブランド価値向上につながると期待されています。今後は、傘下の全てのコーポレートサイトも同様に統一基盤で再構築される予定です。
デジタルガバナンス戦略の強化
CI&Tが支援するこのプロジェクトは、デジタルガバナンスの各柱、すなわちセキュリティやデリバリーの迅速化、質の向上、標準化、そしてユーザー体験を重視したものです。アステラス製薬の情報システム部長、須田真也氏は「Acquia Cloud Site Factoryの導入により、グローバルレベルでシステムアーキテクチャの最適化が進み、ステークホルダーへの情報開示も一層強化されました」と述べています。
AcquiaとCI&Tのコラボレーション
Acquiaのプロダクトは日本市場でも急速に普及しており、CI&Tが加わることでさらなるイノベーションが促進される見込みです。CI&Tのビジネスディレクター、上田善行氏は「DrupalとAcquiaは日本市場でも大きな影響を与えるでしょう」と期待を寄せています。
また、Acquia Asia Pacificのシニアディレクター、Darren Watkins氏は、「このプロジェクトの成功は、他の大企業にも関心を持たせる要因になるでしょう」と語り、今後の展望を語りました。
セミナー「Acquia Day 2017」開催
この進展に伴い、AcquiaとCI&Tは2017年6月7日に東京・六本木アカデミーヒルズでDrupalとAcquiaに関するセミナー「Acquia Day 2017」を開催します。アステラス製薬が登壇するセッションも予定されており、企業のデジタル変革に関心を持つ方にとって絶好の機会となることでしょう。
未来志向の企業へ
Acquiaは、多くのグローバル企業がデジタル体験向上のために求めるソリューションの提供を行っています。この流れを受け、アステラス製薬もデジタル分野での競争力を一層強化し、今後の成長を目指しています。新技術の導入が進む中、アステラス製薬は、変化し続ける医療の最前線で、科学の進歩を患者さんの価値へと変えていくことが期待されています。