岩手のグレープシードオイル
2021-12-15 10:21:11

岩手初!風味豊かな国産グレープシードオイルの挑戦

岩手発!新たな国産グレープシードオイルの誕生



日本初の純国産グレープシードオイルが、岩手県から登場しました。この商品開発は、地域の資源を有効活用し、地球環境にも優しいという新しい試みを実現しています。今回は、株式会社デクノボンズが手がける「ジャパングレープシードオイル」の魅力と背景を探っていきます。

こだわりの国産原料


デクノボンズは国産原料のみを使用した食油の製造・販売を行っています。この新しいグレープシードオイルは、構想から5年を経て発表されました。特徴的なのは、熱を一切かけずに抽出されるため、一般的な無味無臭のグレープシードオイルとは異なり、まるでワインのような香りを楽しむことができる点です。本品は、ワイナリーから出た絞り粕を使っており、これにより地球環境への配慮もなされています。

地域の資源を最大限に活用


岩手県は日本で最も多くの山ぶどうが生産されています。しかし、これまでの消費形態を見直し、ブドウの種や皮が無駄になっていることに疑問をもったデクノボンズの代表。地域で育てられた素材を有効利用するアイデアが生まれました。ワイナリーの使用していない資源が食品として再生され、一石二鳥の取り組みが実現したのです。

具現化に至るまでの道のり


当初はブドウの種をどのように集めるのか試行錯誤していましたが、岩手県内のワイナリーとの出会いがきっかけで状況が一変。福祉作業所との連携も進められ、絞り粕の選別・乾燥が行われるようになりました。これにより、ゴミの減量にも寄与することができました。

風味を追求した商品開発


デクノボンズは、グレープシードオイルにワインの風味を加えることを目指しました。一般消費者が好む飽和脂肪酸の少ない、軽やかな味わいを持つオイルが主流ですが、果物の風味を保つことに力を入れています。多くの調査を経て、自社で搾油機の導入を決め、挑戦しました。

いよいよ量産へ


試作したオイルは焙煎香があり、思惑通りにいかない部分もありましたが、グレープの種からオイルが得られることが確認されました。その後、改良を重ね、コールドプレスを用いた果実の風味を守る製法が確立されました。今後は複数のワイナリーでのワイン残渣を利用して、さらに多様なグレープシードオイルの展開を目指しています。

未来への展望


品質や風味にこだわり、サステイナブルな側面を強調したジャパングレープシードオイル。この商品は2022年初めに発売予定です。障がい者を含む多くの方々がサポートを受け、地域経済にも貢献しています。ワイン愛好家や食へのこだわりを持つ方々に、ぜひご注目いただきたい一品です。

会社情報

会社名
株式会社デクノボンズ
住所
岩手県一関市大東町渋民字和田沢117-1
電話番号
0191-75-3096

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