組織と個人の新たな関係の構築
最近のビジネス環境では、企業が従業員を育成することが難しくなってきています。それに伴い、個々のキャリア形成が重要視されるようになりました。そんな中、一般社団法人プロティアン・キャリア協会が主催する「プロティアン・フォーラム2025」では、キャリアをより良く育むための新しい視点が提案されました。今回、株式会社ローンディールの大川陽介氏が登壇し、「越境が導くキャリアの未来像」をテーマにお話ししました。
越境体験がキャリアを彩る
越境体験とは、異なる分野や職種、文化に触れ合うことを意味します。大川氏は、自らのキャリア形成においてこの越境体験がいかに重要であるかを強調しました。特に、若手社員が様々な経験を積むことにより、自身の適性や興味を見つけ出し、より豊かなキャリアを築くことができると述べました。越境することで、新たなスキルや知識を得るだけでなく、他者との協働やコミュニケーション能力も向上します。
現代の企業に求められる人事制度のあり方
企業側も、従業員が越境を通じて成長できる環境を整える必要があります。大川氏は、企業が「育ててくれない」と言われる現代において、自らの選択でキャリアを築く必要があり、そのためのキャリア施策や人事制度の見直しが求められると提言しました。このセッションでは、具体的な事例を交えながら、企業がどのように若手社員を支援し、成長を促せるかを探ります。
無料アーカイブでの配信
このセッションは2025年11月11日よりYouTubeにて無料でアーカイブ視聴が可能となります。視聴には個人情報の入力が不要で、誰でも手軽に学ぶことができます。興味のある方は、ぜひこちらのリンクから視聴してみてください
アーカイブ視聴URL。
若手のキャリアラボの存在
若手のキャリアラボは、主に大学生や社会人数年目の20代を対象に、プロティアンキャリアの理念を実践する場です。このラボでは、若手社員が自分のキャリアを描くサポートを行い、企業側の人事戦略への提言も行っています。キャリア形成の初期段階における支援が、将来的な成果を生むためには絶対に必要です。
プロティアン・フォーラム2025の振り返り
2025年8月30日に開催された「プロティアン・フォーラム2025」は、働き方や生き方の未来に関する国内で最大規模のイベントです。多様なバックグラウンドを持つ登壇者たちが集まり、AI時代のキャリアや人的資本経営といった最新のテーマについて熱い議論が繰り広げられました。こうしたイベントを通じて、参加者が得た知見を基に、自身のキャリアを再設計するための刺激を得ることができます。
協会の役割と取り組み
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、キャリアに対する対話型のアプローチを通じて、組織の開発支援を行っています。組織と個人が共栄し、より良い関係を築くための支援を行うことが目的です。協会は、キャリア対話型の組織開発サービスや、個々のキャリア支援サービスを提供しています。
新しい時代のキャリア形成において、越境体験の重要性が広がっています。企業と従業員が共に成長していくための道のりは、まだ始まったばかりです。ぜひ、この機会にキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。