学生たちの防災提案
2025-06-09 10:35:35

大阪・関西万博で活躍する学生たち!未来を支える防災提案とは

先日、大阪で開催された大阪・関西万博において、「防災万博」が行われました。このイベントでは、株式会社Meta Heroesが主催する「中高大学生による防災プレゼンピッチ」が目玉の一つとなり、多くの若き才能が集まりました。

「自分たちの手で災害から命を守る社会を作る」との理念の下、全国から選ばれた6組のチームが次世代の防災技術やアイデアを披露しました。その成果は、若者の自由な発想とリアルな問題意識が見事に融合した内容となっており、来場者や関係者たちから大きな注目を集めました。

登壇したチームの中から、特に印象的だったのが、兵庫県立姫路商業高等学校の地方創生部による災害用備蓄パン「ふわ姫パン」の開発です。これに関して、彼らは手話を交えた熱意のあるプレゼンテーションを行い、強いメッセージを発信しました。震災の教訓を生かした取り組みが、多くの人々の共感を呼び起こしました。

近畿大学附属高等学校の石塚翔悟さんが提案した「スマート避難AI SYSTEM」もすばらしいものでした。津波避難のリスクを考慮し、誰もがどこに逃げれば良いか直感的に分かるナビゲーションシステムを提案。GPSや地域情報を活用し、障害物を避けたバリアフリーのルート表示や、外国人向けに多言語の災害情報を提供する機能を盛り込むなど、非常に実用的なシステムに仕上がっています。

また、堺市立三国ヶ丘中学校の川本真護さんは、「宇宙から命をつなぐ電気」というテーマで、宇宙太陽光発電システムや無線電力伝送を組み合わせた未来の防災エネルギー供給技術の構想を発表しました。災害時に必要な電力供給の新たな道を開く、このアイデアは参加者たちの心を捉えました。

千代田区立九段中等教育学校の中里彩智さんが開発した「防災まなびサイクル」というWebアプリケーションも注目されました。このアプリは、幼少期から防災教育に携わってきた中里さん自身が、教育にかかる時間や知識の不足を解消するために作り出したもの。当面はAIエージェントの実装も予定されており、効果的に防災知識を広げることを目指しています。

さらに、武蔵野大学の竹内啓介さんが提案したサイドテーブル型の防災バッグ「PANIBO」は、日常の家具としても使える一方で、いざという時には防災ツールとして機能するというユニークさがありました。オシャレなデザインと実用性を兼ね備えたこの製品は、今後2025年6月にサービス開始が予定されています。

最後に、兵庫大学と民間企業の共同開発による「防災スーツケースResQME」が紹介されました。スーツケースの形状を活かしたこの製品は、災害時に必要なアイテムを収納できるだけでなく、その形が多文化共生の意識を高める効果も期待されています。

このように各チームのプレゼンテーションは、多様な防災に関する視点と独創的なアイデアが満載で、来場者に深い感銘を与えました。Hero Eggはいずれのプロジェクトにも寄与し、今後も全国で防災ピッチを開催することを目指しています。さらには、学校や自治体との連携を強化し、防災教育カリキュラムの開発を進め、未来の社会実装に向けた取り組みを続けていく意向です。

Hero Eggは2024年8月に開設されたDX教育施設であり、メタバースやAIを学べる場所を提供しています。彼らは経済的な制約を受けずに未来の技術に触れることのできる機会を提供し、子どもたちの能力育成を図っています。学びを通じて未来を切り拓く「ヒーロー」になれる場所として、Hero Eggが果たす役割はますます重要になってきています。教育と防災イノベーションの融合を目指し、研究・開発に努める彼らから目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社Meta Heroes
住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア 39階
電話番号
06-7163-8673

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