スマートフォン向けAR開発が進化！ARToolKitの新機能とラインナップ

株式会社エム・ソフトは、ARToolworks, Inc.が手がける拡張現実AR開発ライブラリ「ARToolKit」に新たな機能を追加し、製品ラインナップの変更を発表しました。この新しい機能は、特にスマートフォン向けのアプリ開発を行う開発者にとって、非常に魅力的な内容となっています。

新たに加わったマーカーレス機能

ARToolKitの新バージョンでは、スマートフォン（iOSおよびAndroid）向けのマーカーレス機能が追加されました。このことにより、開発者は印刷物や出版物の画像を簡単に認識できるアプリを作成することが可能になりました。これまで、マーカーを必要としていたAR技術が、画像認識によりマーカーレスで実現できることは、今後のARアプリケーションの発展に大きく寄与するでしょう。

ARToolKitの製品ラインナップ

新たなARToolKitの製品ラインナップは以下の通りです：

- ARToolKit for Desktop
- ARToolKit for Mobile
- NyARToolKit for Processing
- NyARToolKit for Unity

特に「ARToolKit for Mobile」は、iOSとAndroidのマーカー型およびマーカーレス型ライブラリが一つのパッケージにまとめられ、従来のように2つのライセンスを用意する必要がなくなりました。開発者にとっては、開発の効率を大幅に向上させる好機となります。

ライセンス体系の変更

新しいライセンス体系では、iOSおよびAndroid向けのアプリ開発が一つのライセンスで対応可能となるため、より柔軟に開発を進めることができます。これに伴う詳細な変更内容や価格情報については、エム・ソフトの特設サイトやお問い合わせを通じて確認することができます。

デモアプリの展示と体験

さらに、2012年6月13日から15日までの期間中に開催される「スマートデバイスジャパン2012」では、新たにリリースされたiOS向けマーカーレスライブラリを使用したデモを行っています。これにより実際に新機能の操作感を体感することができ、開発者にとって貴重な機会となるでしょう。

- 会期: 2012年6月13日（水）～15日（金）
- 時間: 6/13（水）10:30～18:00、6/14（木）10:00～18:00、6/15（金）10:00～17:00
- 会場: 幕張メッセ

株式会社エム・ソフトについて

エム・ソフトは、1987年に設立されたソフトウェア開発企業で、東京都台東区に本社を構えています。主な事業は動画や画像技術の開発、通信技術の開発、業務アプリケーションの開発など多岐にわたります。ARToolKitを通じて、AR技術の進展を目指し、積極的に新技術の導入を行っています。

興味のある方は、ぜひエム・ソフトの公式ウェブサイトや問い合わせ先にアクセスして、新しいAR開発の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。