EV社会を支える「eLINK」— 介護事業のBCP策定と連携の未来
私たちが直面している多様な危機に対し、事業の持続性を確保するためには、BCP(事業継続計画)の重要性が増しています。特に、2024年4月から介護事業においてBCP策定が義務付けられることから、事業者の関心はその備えに向かっています。今回は、菊水株式会社と株式会社椿本チエイングループの新たな協業に焦点を当て、この流れの中で注目されるV2X対応充放電装置「eLINK」についてお伝えします。
介護事業におけるBCP策定義務とは
介護事業に従事する企業は、災害時におけるサービス提供の継続を確保するために、正式にBCPを策定する必要があります。この義務化は、利用者の安全を守るための重要なステップであり、そのためには非常時の電力供給手段が欠かせません。このような背景の中で、菊水株式会社と椿本チエイングループは協力し、「eLINK」の導入を推進しているのです。
V2X対応充放電装置「eLINK」の特徴
「eLINK」は、電気自動車のバッテリーを利用し、停電時に非常用電源として活用することができます。この技術により、災害時でも介護施設に電力を供給できるため、BCPの策定において非常に効果的です。また、充電サービスも提供可能で、施設のニーズに柔軟に対応できる充放電装置として期待されています。
実際、2023年10月11日から13日まで開催される「第6回介護&看護EXPO東京」では、菊水株式会社がこの装置を初めて発表します。これによって、地域における電力供給の選択肢を広げ、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた一歩を踏み出します。
幅広いサポートとSDGsの実現
菊水株式会社は、「eLINK」の販売だけでなく、設置工事からメンテナンス、さらにはCEV補助金の申請支援まで、一貫したサービスを提供します。このように、導入からアフターフォローまでを一括で行うことで、利用者の負担を軽減し、充実したサポートを実現しています。
このサービスを通じて、菊水株式会社は持続可能な開発目標(SDGs)にも積極的に取り組んでいます。具体的には、すべての人に健康と福祉を提供し、クリーンなエネルギー社会を目指すといった多様な課題に対する解決策の提供を目指しています。特に、#【3】健康と福祉、【7】クリーンエネルギー、【11】住み続けるまちの実現などが挙げられます。
未来を見据えた取り組み
菊水株式会社の代表取締役、宮俊明氏は「人と自然が共生する未来を構築する」ことを企業理念として掲げています。この理念に基づき、子供から高齢者まで誰もが住みやすい社会の実現をサポートするための活動に力を注いでいます。
今後の展開として、菊水株式会社と椿本チエイングループは、さらに協力を深め、地域のニーズに応える製品やサービスの提供を目指します。持続可能な社会の実現に向けた努力は、これからも続いていくことでしょう。
会社概要
菊水株式会社は、大阪府に本社を置く企業で、自然エネルギー事業やリゾート事業を展開しています。詳細は公式ウェブサイト(
https://www.kikusui3.com)をご覧ください。
お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ。