アジア最大の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」が始まる
一般社団法人日本能率協会(JMA)が主催する「FOODEX JAPAN 2025」が、2025年3月11日から14日までの四日間、東京ビッグサイトで開催されています。本展は、約90カ国・地域から80,000名以上が来場し、うち15,000名を超える海外バイヤーの参加が期待されている、アジア最大規模の食品・飲料展示会です。今年で50回目の節目を迎える本展示会は、毎年多くの出展者と来場者が集まり、双方のビジネス拡大に寄与しています。
「FOODEX WINE」エリアが新設
50回目を記念する特別企画として「FOODEX WINE」エリアが新たに設けられました。このエリアでは、世界各国のワインが展示され、来場者は実際に試飲を通じて新しい味覚を体験できます。また、日本食とワインのペアリングに焦点を当てたプリゼンテーションも開催され、多くの注目を集めています。特に、3日目の13日には著名なワインソムリエ田崎真也氏によるワインセミナーも予定されています。
輸入米の展示が急増、深刻な米不足が影響
近年、日本国内で発生している米不足により、海外ブースでの輸入米の出展が急増しています。タイや台湾、韓国からの多国籍なラインナップが集まり、来場者は新たな米の魅力を発見できる貴重な機会となります。特に、海外で生産される米の品質が向上していることから、その美味しさや多様性への評価も高まっています。
SDGsへの取り組みとデジタル化
今年からは環境への配慮を反映し、紙の招待券や会場案内図を廃止。すべての情報は「FOODEX JAPANアプリ」を通じて提供されるようになりました。これにより、約4.5トンの紙の削減を実現。来場者には、アプリを通じてフロアマップや経路検索、出展者情報などが提供されるため、より快適かつ効率的な来場が可能です。
冷凍食品業界の未来を見据えた「FOODEX フローズン オブ フューチャー」アワード
「FOODEX フローズン オブ フューチャー」アワードでは、冷凍食品の分野で革新的な企業6社が表彰されました。このアワードは、冷凍食品業界の技術革新と品質向上に取り組む企業を評価するもので、将来の食品開発における重要な役割を果たすことを目指しています。
参加対象者と入場登録について
「FOODEX JAPAN 2025」は主に食品業界関係者を対象とした専門商談会で、入場するには事前登録が必要です。一般の方や16歳未満の方の入場はお断りされているため、要注意です。登録にかかる費用は10,000円(税込)ですが、「招待ナンバー」を持っている方は無料で入場できます。
まとめ
記念すべき50回にあたる「FOODEX JAPAN 2025」では、さまざまな新しい取り組みがなされており、来場者は食品の未来を感じる貴重な体験が得られます。この機会にぜひ、世界の最新食品や飲料に触れてみてはいかがでしょうか。公式サイトからの入場登録もお忘れなく!
公式サイト:
FOODEX JAPAN