兼松との提携
2024-12-26 10:52:19

GridBeyondと兼松株式会社がデマンドレスポンスで業務提携を発表

GridBeyondと兼松株式会社がデマンドレスポンス推進の業務提携



エネルギーの需要と供給のバランスを効果的に維持し、持続可能な社会を築くために、アイルランドに本社を持つGridBeyondと多彩なサービスを提供する商社、兼松株式会社が業務提携を結びました。この提携は、2024年11月に発表され、デマンドレスポンスの普及を目指しています。

デマンドレスポンスとは?


デマンドレスポンスとは、エネルギー消費者である企業が、電力を賢く利用し、消費のタイミングや能力を調整するシステムを指します。このシステムにより、企業は「柔軟性のあるエネルギー」を活用し、電力の供給と需給のバランスを維持することが可能になります。この「柔軟性のあるエネルギー」は、一般に「分散型エネルギーリソース」と呼ばれるものであり、太陽光発電や風力発電ユニット、電気自動車(EV)などが含まれます。

この取り組みにより、企業は電力の需給バランスをサポートし、その対価を収益として得ることができます。また、クリーンで信頼性の高い送電網を構築するうえでも貢献できるのです。一方、日本では2023年4月に省エネ法が改正され、大規模な電力を使用する事業者に対してデマンドレスポンスの実施報告が義務化されました。

兼松の取り組み


兼松株式会社は、2024年4月に開始した中期経営計画「integration 1.0」の中で、効率的で持続可能なサプライチェーンの改革を進めています。この中でGX(グリーントランスフォーメーション)が重要な分野の一つとされており、エネルギー効率の向上や環境に配慮した取り組みが求められています。

今回の提携を通じて、GridBeyondはそのAI技術を活用し、独自のプラットフォームを提供することにより、兼松のGxソリューションにも新たな価値を加えます。これは、企業の社会的価値向上を目指す重要なステップとなるでしょう。

GridBeyondの役割


GridBeyondは、成功報酬型エネルギー最適化サービスや、分散型エネルギーリソースの管理を行う企業として、世界中の産業・商業拠点での脱炭素化経営を支援しています。彼らのクラウドベースのプラットフォームは、900以上の施設で2,000MW以上のエネルギー設備を管理しており、英国やアイルランドでの競争が激しい再生可能エネルギー市場で培ったノウハウを元に、さまざまなエネルギーサービスを展開しています。

彼らは、顧客のニーズに対して柔軟なエネルギー利用方法の提案も行っており、無料電話相談を通じて、電力需要の抑制やネットゼロへの移行を支援することを目指しています。

このように、GridBeyondと兼松の提携は、持続可能なエネルギーの利用促進と、企業の社会的価値の向上に寄与するものであり、今後の展開に注目です。エネルギーを賢く使い、環境への配慮をも実現するこの取り組みが、どのように拡がっていくのか、引き続き注視していきます。


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会社情報

会社名
GridBeyond合同会社
住所
東京都港区元麻布3丁目1番6号
電話番号

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