請求書から決済までのデジタル変革が始まる
日本の中小企業にとって、日々の経理業務は重大な負担となっていることが少なくありません。株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)と株式会社広島銀行は、この問題を解決するために協力し、請求書の受領から支払いや決済までをデジタルで一貫して行えるプラットフォーム「Smart Fine」を提供します。これにより、特に経理業務のDX化が遅れている中小企業に新たな光が差し込むこととなります。
DXプラットフォーム「Smart Fine」の誕生
コロナ禍や電子帳簿保存法の改正の影響で、請求書のデジタル化が加速しています。しかし実際には、請求書の受領後の業務プロセスのデジタル化が進んでいる企業はあまり多くありません。そして、中小企業にとってこの経理業務のデジタル化は大きな課題となっているのです。76%の企業が電子化を実施しているにもかかわらず、その後のプロセスのデジタル化が進んでいないことが、昨今の調査で明らかになっています。
このような背景の中で、OBCと広島銀行が力を合わせることで、請求書受領から支払いまでを一気通貫でデジタル化できる「Smart Fine」が誕生しました。利用者は請求書を取り込むだけでデジタルデータが自動生成され、次の支払いプロセスへとシームレスにつながります。手作業で行っていた支払予定表やFBデータの作成も自動化され、効率的かつ正確に経理作業を行うことが可能になります。
中小企業のDX推進を支える業務提携
OBCと広島銀行は、このプラットフォームを通じて中小企業のDX推進を目指し、地域密着型のサービス展開を行っていきます。両社は本サービスに関する業務提携を締結し、通じて様々な取り組む施策を行い、中国および四国地方を中心とした中小企業のデジタル化を促進していきます。この抜本的な業務プロセスの変革が地域の経済にも大きく影響することが期待されます。
初の取り組みとしてのセミナー開催
まずは営業活動やセミナーを通じて、「Smart Fine」の普及を図る予定です。第一弾の取り組みとして、8月22日に「奉行DX サミット2025 in 広島」を開催し、その中で広島銀行との協業セミナーも行います。経理の新たな働き方を提案し、「請求書から決済まで、すべてをデジタルで完結する次世代業務プロセス」をテーマにしたセミナーには、多くの企業の参加が見込まれます。
開催概要
- - 日時:8月22日(金)10:00~17:30
- - 場所:TKP広島本通り駅前カンファレンスセンター
講師としては、広島銀行から及びオービックビジネスコンサルタントが登壇する予定です。定員に達し次第、申し込みを締め切るため、興味がある企業の皆さんはお早めに申込むことが推奨されます。
広島銀行について
広島銀行は、その創業以来140年近くにわたって地域の雇用や経済の発展に寄与してきた地域金融機関です。顧客のニーズに応え、金融分野に留まらない総合的なサービスを提供し続けており、その強固な信頼関係は、企業成長の基盤を支えてきました。今後もデジタル化を通じて地域経済の一端を担うことが期待されます。
さらに詳しい情報は、広島銀行の公式サイトをご確認ください。