たすけあいの意識
2020-06-25 14:00:24

コロナ禍で高まる「たすけあい」の意識と新たな期待

コロナ禍における「たすけあい」の変化



新型コロナウイルスの影響は、私たちの生活に様々な変化をもたらしました。その中でも特に注目されるのが、「たすけあい」に対する人々の意識の高まりです。最近行われた調査によると、今後の社会において「たすけあい」が必要だと考える人は90.2%に達しており、更に66.9%の人が自身の「たすけあい」に対する意識が高まったと回答しています。この調査結果は、コロナ禍が私たちの価値観や行動にどのような影響を及ぼしているかを示す重要なデータです。

コロナによる影響が顕著な世代



調査では、69.9%の人が新型コロナウイルスの影響を感じていると答え、特に10代や高齢者層で強い影響を実感していることが分かりました。10代では87.4%が何らかの影響を受けており、これは学校の休校や社会的な制約が影響していると考えられます。若い世代にとって、学業や生活の中心を形成する学校生活において、予期せぬ変化がもたらされたためです。

また、「たすけあい」の意識の変化として、緊急事態宣言下では「家族」や「社会インフラを支えてくれる人」に対する感謝の気持ちが特に高まったことも明らかになっています。

外出・レジャーの減少と新たな関係性



調査によると、コロナ禍で最も変化があった行動は「外出・レジャー」であり、次いで「仕事・学業」、「人との接触」が続きます。これらの変化は、さまざまな世代において異なる結果を見せ、若年層は「仕事・学業」に対する意識の変化が強く見られました。60代以上の高齢者層では「人との接触」が強く意識され、特に社会的距離を守ることの重要性が実感されたようです。

「たすけあい」が増加したと感じる人の声



コロナ禍を経て「たすけあい」が増えたと感じる人が32.8%おり、これは57.9%の「変わらない」と答えた人よりも高い数値です。コロナ禍で支え合いの経験が広がり、一部の人々が意識的に「たすけあい」を実践していることが伺えます。しかしながら、多くの人々がそれをまだ「たすけあい」として認識できていない現状も見受けられます。

たすけあいがあふれる社会への期待



調査結果によれば、「たすけあい」を意識することが今後の社会において重要であるという認識が広がっています。82.2%の人が「たすけあいがあふれる社会」に共感し、今後ますますその意識が高まっていくことが期待されます。具体的には、感染症対策を意識した行動が無意識のうちに「たすけあい」として実践されていることが明らかになりました。

結論



コロナ禍を経て私たちの「たすけあい」に対する意識は確実に変わりつつあります。今後は、その意識をいかに可視化し、実際の行動に結びつけていくかが重要な課題です。さらに、この経験を踏まえた持続可能な社会構築に向けた努力が求められます。


会社情報

会社名
全国労働者共済生活協同組合連合会
住所
東京都渋谷区代々木二丁目12番10号全労済会館
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0120-006-031

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