池袋駅周辺での快適なまち歩き空間を実現する社会実験 "IKEBUKURO25"
池袋エリアプラットフォーム(以下、エリプラ)が主催する社会実験「IKEBUKURO25」が、2024年10月31日から11月3日までの期間中に池袋駅の東西両側で実施されることが発表された。この実験の目的は、池袋の「アニメイト通り」と「ロマンス通り」にて「快適なまち歩き空間」を創出し、地域の活性化に寄与することです。この社会実験は、池袋エリアプラットフォームの会員だけでなく、地元の商店会や大学とも連携し、統一されたデザインのファニチャーや案内サインを設置することで、歩行者の行動に与える影響を実証します。
実施の背景と目的
池袋エリアプラットフォームは、2022年に設立された産官学民の共同体で、池袋をより魅力的な街にすることを目的として様々な取り組みを行っています。今回の社会実験は、2024年に公表予定の「池袋未来ビジョン」の実現に向けた取り組みの一環であり、地域の多様な関係者が協力して進めています。実験から得られたデータは、今後のストリートの利活用に関するガイドラインの策定に活用される予定です。
実施内容の詳細
1. アニメイト通り
期間: 11月1日(土)~3日(月・祝)13:00~18:00(場合により変更あり)
内容: ファニチャーや案内サインの新設、既存の車止めの装飾等を実施。
狙い: 中池袋公園からグリーン大通り間の回遊性を高め、人の流れを促進することが目的です。
2. ロマンス通り
期間: 10月31日(金)~3日(月・祝)18:00~22:00(場合により変更あり)
内容: ファニチャーや案内サインの新設を行い、夜の励行をつくることを目指します。
狙い: 夜間の賑わいを創出し、安全性と快適性の向上を図ります。
地域の協力と反響
この社会実験には、地元の企業や大学との密接な連携があり、池袋ロマンス通り商店会、NTTアーバンソリューションズ、そしてお茶の水女子大学の協力が得られています。特にお茶の水女子大学では、学生が主体となってプロジェクトに関与し、デザイン等の総合的な設計が行われています。
池袋ロマンス通り商店会の会長、伊部知顕氏は「池袋の未来を見据えながら、街がどのように進歩するのかを実感できる社会実験」と語り、地域の人々に参加を呼びかけています。
次世代の土台を築く\. . .
この社会実験は「感動共奏都市」を目指す池袋の将来像を形作るために大きな意義を持ちます。今回の取り組みが成功し、街の快適さや賑わいが向上すれば、池袋の魅力がさらに増すこととなるでしょう。そして、地域住民や訪れる人々が楽しめる空間創出の試みが、未来の池袋にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。
池袋エリアプラットフォームは、これからのまちづくりに向けて、引き続きさまざまな取り組みを行っていく予定です。