未来を魚でつなぐ
2023-10-12 10:00:45

水産業の未来を切り拓く「DO FOR FISH」が始動し地域に新たな風を吹かせる

DO FOR FISHの設立



「魚がいる未来を、選べ。」というビジョンのもとに発足した団体「DO FOR FISH」は、まさに水産業や海洋環境の保全に取り組む際に注目すべき存在となりました。札幌を中心に、多様なメンバーが参加し、北海道各地で新しいチャレンジをしています。この団体は漁師や卸業者だけでなく、IT企業の社員やデザイナー、そして学生や選書家など、多岐にわたる人々が集い、互いの力を合わせて海の様々な課題に立ち向かっています。

発足の背景



近年、世界では魚の水揚げ量や消費量が増加しています。しかし、日本の水揚げ量は40年前から急激に減少しており、その危機感から本団体が設立されました。日本の漁業の崩壊を食い止めるためには今行動しなければならないとの思いが強く、2022年には札幌の水産仲卸会社の本間雅広がクラウドファンディングを通じて資金を集め、「学びと実践の2048プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、北海道の人々が海への強い関心を持ち、協力して課題を解決していきたいという気持ちを引き出すきっかけとなりました。

DO FOR FISHの取り組み



団体名に込められた思いには、北海道(hokkaiDO)から魚のために行動する(DO)という意義があり、持続可能な未来を次世代へ引き継ぐべく、様々な活動を展開しています。具体的な活動には以下のものが含まれます:

1. 水産コミュニティ・プラットフォームの形成
2. 採用・人材育成支援事業
3. 食育・子育て支援事業
4. 情報発信・PR・ブランディングに関わる事業
5. 産官学民連携・イベント開催に関する事業
6. 水産業の持続可能化

これらの分野で団体は特に力を入れ、地域の宝である海を守るための活動を推進しています。

AOAO SAPPOROでの記者会見



10月4日には、DO FOR FISHの発足を祝う記者会見がAOAO SAPPOROで開催されました。ここでは、漁師や水産業に関わる様々なメンバーが集まり、テーマに基づき意見交換を行うトークイベントが行われ、共通の目指す未来について語り合いました。

また、AOAO SAPPORO内のシロクマベーカリー&では、DO FOR FISHのメンバー漁師による海産物を使った新メニューが発表され、参加者たちは「北海道標津産の秋鮭フライサンド」や「北海道常呂産のホタテフライ」を楽しみながら、海の未来についての対話を深めました。

終わりに



DO FOR FISHの設立は、単なる地域活性化にとどまらず、持続可能な海の未来を目指す重要な第一歩です。団体の活動は、地域の水産業を救い、海洋環境を守るために必要不可欠であり、今後の展開に大いに期待が寄せられます。これからの活動で、ますます多くの人々がこの運動に参加し、一緒に「魚がいる未来」を手に入れるために動き出すことでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人DOFORFISH
住所
北海道札幌市中央区北八条西20丁目1-20
電話番号
070-1287-6332

関連リンク

サードペディア百科事典: 北海道 札幌市 水産業 DO FOR FISH

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