新サービス「SynapseVendor」の紹介
2026年6月12日、株式会社infonervがAmazon卸業者向けの新しいクラウドサービス「SynapseVendor(シナプスベンダー)」を正式にリリースしました。このツールは、Amazon Vendor Central(ベンダーセントラル)における業務をAPI連携によって自動化し、ユーザーの業務の効率化と請求精度の向上を支援します。
開発の背景
Amazonに直接商品を卸す企業は、受注から出荷通知、請求書発行までの業務をすべてVendor Central上で管理しています。これには多くの手作業が伴い、特に単純な作業を繰り返す必要があるため、次のような課題が発生しています。
- - 単純作業の反復: 企業ごとに同じ操作を繰り返す必要があり、毎月150回以上の手作業が求められます。
- - 個別対応の難しさ: 数千社が同じツールを利用しているため、各社に特化した柔軟な対応が難しいのが現状です。
- - EDI/API活用のハードル: 技術的な専門知識と、Amazon側との調整・テストが必要ですが、自社だけでの導入は困難です。
このような背景から、infonervはAPI連携によりVendor Central業務を自動化する「SynapseVendor」を開発しました。
「SynapseVendor」の特長
1. 主な機能による業務の自動化
SynapseVendorは4つの主要機能を提供し、Vendor Central業務を半自動化します。各機能の内容は以下の通りです。
- - 事前出荷通知の自動化: 出荷済みデータを連携することで、グループや届け先ごとの通知を一括送信できます。
- - 請求書作成・送信: 出荷実績に基づき請求額を自動で算出。ワンクリックで請求が実行でき、請求漏れを防ぎます。
- - POダウンロード: 複数グループの発注情報を一括で取得でき、そのまま基幹システムに取り込むことが可能です。
- - 出荷予定送信: 在庫データの連携により、出荷予定ファイルを自動生成し、一度でまとめて送信できます。
2. 調整・テストの代行サービス
APIの実装には技術的な知識や、Amazon側との調整が必須です。SynapseVendorでは、これらのコミュニケーションやテストを代行しますので、導入企業の負担を大幅に軽減できます。
3. スモールスタートが可能な料金体系
各機能は独立して利用できるため、必要な機能だけ選んで導入することができます。初期費用は1機能あたり25万円から、月額費用は5万円から始められます。
実績
先行導入した関西の卸売業者では、毎月110時間以上の工数削減が達成され、請求漏れも解消されました。これにより業務の効率化が図られ、請求精度も改善しました。
提供開始日・料金について
- - 提供開始日: 2026年6月24日
- - 初期費用: 1機能25万円(全機能の場合は90万円)
- - 月額費用: 基本料金+利用機能に応じた従量課金(最低5万円から)
- - 導入までの期間: 約1〜2ヶ月
詳細な料金は企業の規模や利用状況によって異なるため、お問い合わせを推奨します。
今後の展開
今後は、対応業務の拡大や他システムとの連携を強化し、流通・製造・資源調達など、広範囲に亘る業務効率化を支援する予定です。
会社概要
株式会社infonervは、東京大学での先端研究を基にしたAIスタートアップです。2021年に設立され、卸売や小売、製造業向けにデータを活用したソリューションを提供しています。主力事業である自動発注AI「α-発注」は、多くの事業者に利用されています。