株式会社Specteeによるサプライヤー連携機能の導入
製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee SCR』を展開する、株式会社Specteeが新しい機能「サプライヤー連携」の提供を開始しました。この機能は、サプライヤー同士が情報を入力・管理することで、サプライチェーン全体の構造を可視化することを目的としています。
サプライヤー連携機能の概要
新機能では、『Spectee SCR』を利用する企業が、部品を供給するサプライヤー向けに専用のIDを発行します。このIDを受け取ったサプライヤーは、製造する部品やその下流に位置する調達先の情報を入力基に、自社および他社の供給網をツリー構造で可視化できます。これにより、一次・二次サプライヤーの情報が見える化され、複雑なサプライチェーンも理解しやすくなります。
サプライチェーンリスクの現状
製造業においては、サプライチェーン・リスク管理に関連する二つの大きな課題が存在します。一つは自然災害や地政学的リスクなどの影響をリアルタイムで把握することの難しさ。もう一つは、部品および原材料が多層に連なるサプライチェーン全体を把握できない点です。これらの課題を克服するために、Specteeはこれまでも効果的なリスク情報を提供してきました。
リアルタイムのリスク検知
新たな「サプライヤー連携」機能によって、企業はリアルタイムでリスクの検知から影響範囲の特定までを一貫して支援されます。これにより、製造業のサプライチェーン・リスク管理をより一層強化することが可能になるのです。
主な機能
- - 無償のサプライヤーID発行: 『Spectee SCR』を契約している企業は、サプライヤー向けの専用IDを無料で発行できます。
- - 情報の入力: IDを持つサプライヤーは、自社が供給する部品や調達先についての情報を登録でき、業務の効率化に寄与します。
- - リスク情報の自動収集: サプライヤー自身が配下の調達先からリスク情報を無料で収集できる仕組みも整っています。
供給リスクの多様化
近年、自然災害の頻発や地政学リスクの高まりにより、サプライチェーンへの影響は多様化しています。テロ攻撃や戦争、国家間の緊張の中で、安定的な供給の維持が困難になっています。企業にとって、こうしたリスクによる供給停止は深刻な課題であり、平時からの備えが特に重要になっています。
Spectee SCRの特徴
『Spectee SCR』は、サプライチェーンに影響を与えるさまざまな危機を瞬時に可視化することができるリスク管理サービスです。SNSや気象データ、世界中の地元ニュース、地政学リスク情報を活用し、企業の周囲で発生する危機をリアルタイムで感知。サプライヤーの状態や製品への影響、納期遅延のリスクをすばやく把握することができるため、企業による適切な対応が可能になります。
会社概要
株式会社Specteeは、AIを活用したSaaSを提供するスタートアップであり、「危機を可視化する」というミッションのもと、SNS情報、気象データ、人工衛星からのデータを利用して、世界中で発生する災害をリアルタイムで収集・解析しています。特に防災やBCP(事業継続計画)、サプライチェーンリスク管理のための導入が進んでおり、2024年7月までには契約数1,000を超える見込みとなっています。
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