M&Aアドバイザリー「GIP」が財務DD自動生成AI「M’s DD」開発!効率化で高品質サービス提供へ
統合型M&Aアドバイザリー事業を展開するGIP株式会社は、財務デューデリジェンス(財務DD)レポートを自動生成するAIシステム「M’s DD(エムズ ディーディー)」を開発し、運用を開始しました。
「M’s DD」は、従来手作業で行っていた財務DDのプロセスを効率化し、高水準で自動化することを目指しています。データ解析、整理、分析、コメント作成といった定型的な業務を自動化することで、財務DDレポート作成業務の50%を省力化できるとしています。これにより、専門家によるM&Aの戦略立案や買収後のリスク分析、打ち手提案に注力できるようになり、幅広い企業への高品質なサービス提供が可能になります。
「M’s DD」は、確定申告書、決算書、勘定科目明細などの各種分析データを自動生成するだけでなく、議事録、Q&Aシートからのレビューコメントも自動生成できます。
GIPは、「M’s DD」の開発を通して、最新テクノロジーを活用した業務効率化を図り、次世代のM&Aプロセスを実現したいと考えています。より多くのクライアントに高品質なサービスを提供し、M&Aを通じた企業の新たな挑戦や企業価値向上に貢献していくことを目指しています。
財務デューデリジェンスとは?
財務DDは、M&A対象企業の財務状況を調査するプロセスです。企業の価値評価判断材料となるだけでなく、リスク要因の特定、合併・買収後のシナジー創出など、M&Aにおいて非常に重要な役割を果たします。
従来の財務DDでは、法人税の確定申告書、決算書、勘定科目明細などの膨大な情報を集め、分析し、レポーティングする必要がありました。そのため、手入力での作業に多くの時間を要していました。
「M’s DD」開発の背景
近年、企業活動においてM&Aが重要な経営戦略として活用されるケースが増加しています。高度な経営判断を伴うM&Aでは、専門家によるアドバイザリーサービスが不可欠ですが、膨大なデータの解析、整理、分析に多くの時間を要していました。
GIPは、データ解析や整理といった定型的な業務を自動化することで、専門家が本質的な業務に集中し、より多くのクライアントに質の高いサービスを提供したいと考えて、「M’s DD」を開発しました。
GIP株式会社について
GIP株式会社は、2023年6月に設立された統合型M&Aアドバイザリー事業を行う企業です。「Global Intelligence Platform」という理念のもと、M&Aを新しいものへと進化させることを目指しています。
GIPは、テクノロジーを活用した業務の進化と、経験豊富なプロフェッショナル人材によるノウハウ提供を組み合わせ、顧客の成功にコミットする多様な専門分野をもつプロフェッショナル集団です。M&A戦略の立案から実行、PMIまで、M&Aに関するあらゆるサービスを提供しています。
今後の展開
GIPは、「M’s DD」の開発を皮切りに、M&Aにおける全プロセスの効率化に取り組んでいきます。テクノロジーと人材を融合させることで、M&A業界に革新をもたらし、より多くの企業の成長を支援していくことを目指しています。