新しい二次元コードの不正対策技術『Scam Guard🄬』が登場！

不正対策技術『Scam Guard🄬』とは

近年、QRコードを悪用した「クイッシング詐欺」が社会問題となっています。特に、二次元コードを利用した詐欺被害が増加しているとのこと。日本新聞インキ株式会社と瀬味証券印刷株式会社は、このような詐欺行為から利用者を守るために、革新的な特許技術『Scam Guard🄬』を開発しました。この技術は、二次元コード上にランダムに印字された透明な凹凸を利用しており、触れることで本物であるかを容易に判断できる仕組みとなっています。また、その凹凸はシールによる貼り替え対策としても機能します。

開発の背景

消費者生活センターの報告によれば、「返金をうたうメッセージと共に送信された偽のQRコード」による被害が多発しています。実際、マゼットに投函された偽チラシや、フードコートで見かける偽QRコードが利用され、家賃やクレジットカード情報が不正に取得されるケースも少なくありません。これまで、利用者はQRコードの上に不正シールが貼られていないか確認したり、不審なサイトに飛ばされないよう注意する必要がありましたが、このようなアプローチには限界がありました。

『Scam Guard🄬』の特徴

この新しい技術は一目で判別できるため、利用者は簡単に偽造品を見抜くことができます。また、従来のコピー機では複写ができない凹凸構造を採用しているため、偽造品の製造を抑止する効果も期待されています。さらに、特殊なインキを使うことで、肉眼では見えないデザイン表現が可能になり、利用者にとっての安心感をさらに高めています。

例えば、UV発光インキが使用されている場合、専用ライトで確認することで本物かどうかがすぐにわかります。また、触れると温度が変わる示温インキも使用可能で、今後のデザイン展開には多くの可能性が期待されています。

実用化に向けて

現段階では、『Scam Guard🄬』のサンプル作成が進められており、実証実験を行っています。これにより、今後の商業展開に向けて大きな一歩となるでしょう。詳細を知りたい方は、瀬味証券印刷株式会社の事業開発グループまでお問い合わせください。彼らはこの技術の普及とともに、利用者の安全を守るための取り組みを続けています。