被災地支援を続ける認定NPO法人あっちこっちの新たな活動
認定NPO法人あっちこっちは、2011年の東日本大震災をきっかけに設立され、以来、被災地での心のケアに力を注いできた団体です。麻生さまざまなイベントを通じて、地域の人々に温かい支援を提供し続け、特に芸術を活用した活動に力を入れています。最近では、福島県郡山市の学童保育「ココネット・マム」でのカフェ・コンサートを行い、被災地の子どもたちとのふれあいを大切にした活動を行いました。
心の支援を再開
あっちこっちの活動は、2011年の震災による自由な交流ができない状況を打破しようと、カフェやコンサートなどを通じて、被災地の人々の心を少しでも癒すことが目的です。特に、震災後から毎月続けてきたイベントは、地域の人々とのつながりを深め、支援を継続する原動力になっています。2020年には新型コロナウイルスの影響で活動が縮小されましたが、今年3月にはクラウドファンディングの支援を受けて再開しました。これにより、福島県内で3カ所にてカフェ・コンサートが実現しました。
料理と音楽のコラボ
ボランティアたちが手作りで提供するお菓子は、皆の心を温める重要な要素です。今回のカフェでは、トランプをイメージしたステンドグラスクッキーを約200個制作し、被災地にお届けしました。ボランティアたちは、笑顔を引き出すことを第一に、子どもたちに美味しいお菓子を楽しんでもらう工夫をしています。
喜びの声を届ける
福島県郡山市でのカフェ・コンサートでは、約30人の子どもたちが参加し、音楽を通じて心の交流が図られました。特に、バイオリンとピアノの生演奏は子どもたちに大人気。プロの演奏家と一緒に歌ったり、実際に楽器を触ってもらったことで、子どもたちの歓声が会場に響き渡りました。
地域のつながりを大切に
さらに、アイリス学園やこどもカフェたまごでの訪問は、地域の子どもたちとの貴重な交流の場となりました。アイリス学園では、長らくの訪問がなかったため、子どもたちが少し緊張しながらも積極的に参加。こどもカフェたまごでは、参加者が30人以上集まり、お菓子のCM曲で盛り上がりを見せました。アンコールでの福島出身の作曲家古関裕而の曲演奏や、学生から演奏者への花束贈呈など、心温まるシーンが広がりました。
未来への希望
13年間、認定NPO法人あっちこっちは、被災地に寄り添い続け、多くの支援を行ってきました。「生活を立て直す支援」の先にある「心の支援」が必要だと実感し、その経験が今後の活動の基盤となっています。今後は、能登半島地震での被災地への支援ともつなげて、さらなる活動を展開する予定です。このような長期的な視点が、被災地の人々の生活の質を向上させるために欠かせないと考えています。
認定NPO法人あっちこっちの公式サイト
認定NPO法人あっちこっちでは、今後の活動や支援の呼びかけについても情報を発信しています。私たちの活動を通じて、より多くの人々に被災地の現状と、そこで必要とされる心の支援を届けていきたいと考えています。