種子島に無人レンタカーサービス「Patto」が誕生!スマートバリューの「Kuruma Base」が実現
鹿児島県種子島で、スマートバリューが提供するシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」を活用した無人レンタカーサービス「Patto」が開始されました。
種子島は、日本最大のロケット発射場として有名ですが、近年ではヨガの聖地やサーフィンスポットとしても人気が高まり、観光客が増加傾向にあります。しかし、島内での移動手段はクルマが中心であり、タクシーやバスといった公共交通機関の整備が遅れているのが現状です。そのため、観光客はレンタカーを利用することが多く、特にロケット打ち上げ時期やゴールデンウィーク、お盆、年末年始などにはレンタカーが不足する状況でした。
一方で、店舗を構えてレンタカー事業を開始しようとすると、店舗設置費用や人材確保などの課題がありました。こうした状況の中、スマートバリューは「Kuruma Base」を活用することで、無人でのレンタカーサービスを実現し、種子島のレンタカー不足問題の解決に貢献しました。
「Patto」はスマートフォンアプリで完結する利便性
「Patto」は、「Kuruma Base」上で構築されたスマートバリューのカーシェアサービスです。スマートフォンアプリでクルマの予約から鍵の解錠・施錠、決済まで完結できるため、手軽に利用することができます。急な雨や荷物の多い時、観光地への移動など、「今すぐクルマが必要!」というニーズに迅速に対応できる点が魅力です。
「Kuruma Base」はMaaS実現の基盤となる
「Kuruma Base」は、カーシェアリング事業者向けに、クルマのサービス化を支援するプラットフォームサービスです。クルマに接続する専用端末、クラウド上の管理コンソール、利用者向けスマートフォンアプリ、運用サポートサービスなど、カーシェアリングに必要な機能を網羅しています。
「Kuruma Base」は、カーシェアリングだけでなく、レンタカーや公共交通機関、他のシェアリングサービスなど、様々な移動手段を統合するMaaSアプリやサービスとの連携も可能です。地域における移動の利便性を向上させるために、重要な役割を担うことが期待されています。
種子島における無人レンタカーサービスの展開
今回の種子島での無人レンタカーサービスは、観光客だけでなく、島民にとっても利便性が高いサービスと言えるでしょう。レンタカーの利用機会が増えることで、島内の経済活性化にも貢献することが期待されます。
スマートバリューは、今後も「Kuruma Base」を活用し、地域に根ざしたカーシェアリングサービスの提供を進め、人々の生活をより豊かにするサービスの提供を目指していくとしています。