楽しみながらパーキンソン病を学ぶイベント「PD変装カーニバル」開催決定

「PD変装カーニバル」のご紹介

2024年11月9日（土）、神戸市でユニークなイベント「第2回PD変装カーニバル」が開催されます。このイベントは、NPO法人コントロールPDが主催し、パーキンソン病に対する理解を促進するためのものです。

変装することで生まれる新たなコミュニケーション

参加者全員が思い思いの衣装に身を包む「変装」がこのイベントの最大の魅力です。パーキンソン病の当事者、家族、一般の参加者が混じり合うことで、誰が誰なのかわからなくなります。この環境は、病気への偏見をなくし、参加者同士の距離を縮める大きな役割を果たします。

パーキンソン病とは？

「パーキンソン病」と聞いても、具体的にどんな病気かは知らない方が多いかもしれません。実際、この病気は70歳以上の100人に1人が発症する身近な疾病なのです。症状はさまざまで、共通のイメージを持つのが難しいため、周囲の理解が得られにくいのが現状です。そのため、当事者は孤独感や絶望感に苛まれることもあります。

当事者の声

しばしば、当事者は薬の効果による身体の動きの差に苦しむことがあります。「薬が切れると動けなくなることで、周囲の冷たい視線を感じる」と述べる人もいます。パーキンソン病が広く知られていないため、誤解や偏見が常に付き纏うのです。だからこそ、こうしたイベントが必要とされています。

イベントの内容

「PD変装カーニバル」では、地元の鈴蘭台高校和太鼓部が開幕を飾ります。参加者全員が楽しめるクイズやダンス、変装大賞の発表も行われる予定です。また、1～2キロのウォーキングが計画されており、途中でパーキンソン病に関する啓発チラシが配布されます。午後のプログラムでは、パーキンソン病に役立つ情報や当事者同士の交流の場が設けられています。