長崎スープカレーが世界最高峰のデザイン賞を受賞
長崎県長崎市に拠点を置く株式会社稲佐山観光ホテルが、同社が開発した「長崎スープカレー」が世界的なパッケージデザインアワード「Pentawards2024」の食品カテゴリで金賞を受賞したことを発表しました。この受賞に際しては、2024年12月16日(月)に長崎市長への表敬訪問を計画しており、長崎の魅力が世界に認められたことを祝う重要な機会となります。
受賞がもたらすインパクト
日本からは多くの大企業が参加する中で、長崎の地域企業が金賞を受賞するという偉業は印象深いものです。この授賞式は2024年10月25日にロンドンで行われ、発案者とデザイナーが揃って参加しました。この功績は、長崎スープカレーの国際的な認知度を高め、さらに海外進出へと繋がることを期待されています。
商品の特徴と魅力
長崎スープカレーは、地元の食材をふんだんに使用し、長崎の歴史と文化を感じることができる一品です。特にその隠し味には、長崎の名物であるちゃんぽんスープを用いており、カレーに独特の深い味わいを与えています。また、長崎特産のブランド鶏「長崎ばってん鶏」やブランド豚「長崎芳寿豚」を使用し、プロの目利きによって厳選された品質の高い肉を提供しています。これにより、スパイシーでコク深い一皿が完成しました。
デザインに込められた思い
記念すべきデザイン受賞の背後には、稲佐山観光ホテルの専務・小林央幸氏の熱い想いがあります。彼は、「長崎の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」という願いを込めて、スープカレーの開発に取り組みました。デジマグラフ株式会社のデザインによって、長崎の豊かな文化とスパイス交易の歴史が巧みに表現されています。アートディレクターの羽山潤一氏によると、この商品の美味しさは「レトルトとは思えないほど」で、ちゃんぽんスープの隠し味が際立っています。
受賞後の展望
稲佐山観光ホテルでは、長崎スープカレーを「長崎のご当地グルメ」としてさらに定着させていくことを目指しています。小林氏は、長崎が人々を惹きつける魅力の一つとなるよう、育てていきたいという強い意志を表明しています。また、同商品はCREA 2025年冬号の贈り物特集にも掲載される予定で、多くの人々にその美味しさが伝えられることでしょう。さらに、人気のライフスタイルショップ「BEAMS LIFE」でも取り扱われることが決定し、さらなる販路拡大が期待されます。今後の展開から目が離せません。
結論
長崎スープカレーがPentawards2024で金賞を受賞したことは、地域の魅力を再確認し、それを世界に発信する絶好の機会となります。地元の人々や観光客にとって、魅力あふれるご当地グルメを楽しむことができるこの商品が、長崎を訪れるすべての人に愛されることを期待しています。