SNSに愚痴を投稿する社会人の実態と初任給の本音調査
パーソルキャリア株式会社が提供するキャリア特化の匿名相談サービス『JobQ Town』が実施した調査『ココだけの本音』の結果が注目を集めています。特に2025年2月に実施された調査では、若手社員の初任給や職場の愚痴をSNSに投稿することに対する意見が浮き彫りになりました。
調査概要
- - 対象者: 現在職を持つJobQ Town登録者
- - 調査期間: 2025年2月3日〜2月10日
- - 総投稿数: 228件
- - 調査方法: インターネット調査
初任給に対する印象
調査の結果、全体の72.0%が「初任給30万円は高い」と回答しました。この背景には、昭和世代と令和世代の初任給に関する意見の差異があると考えられます。「新卒で30万円は高額」と認識する一方で、「物価高の影響もあるから妥当」とする意見も見受けられるなど、多様な視点がありました。
一部の回答者からは、以下のコメントが寄せられました。
- - 「新卒社員を育てるための投資として考えた場合、この金額はリスキーかもしれない。」
- - 「既存社員の賃金が据え置かれている中での大幅な引き上げは、不公平感を生む。」
- - 「今の時代、若手がこの金額を貰えることには羨ましさを感じる。」
これらの意見から、初任給の引き上げに対する賛否が顕著であることがわかります。
SNSにおける愚痴投稿
次に、職場の愚痴をSNSに投稿したことがあるかどうかを尋ねると、「ある」と答えたのは34.0%、対して「ない」は66.0%でした。この結果は、SNSでの情報の拡散リスクを考慮する社会人が多いことを示唆しています。
愚痴投稿に対する賛否も分かれました。
- - 「ストレス発散にはなるが、会社からの告発のリスクが怖い。」
- - 「特定されないようにぼかして投稿したことがある。」
- - 「SNSで愚痴を言うのはリスキー。炎上が怖いから、現実の場で言っている。」
その一方で、「仲間とのコミュニケーション」という観点で、愚痴をSNSに投稿することが依然として求められる場面があるのもまた事実です。
まとめ
今回の調査を通じて、社会人の本音が現れました。初任給に対する意見には年代差があり、SNSがストレス発散の場になる一方で、投稿することのリスクを懸念する声もしばしば見られました。クオリティオブライフが重視される今、求職者や社員の本音が反映された教育や企業の在り方が求められていると言えそうです。
さらに詳細は、JobQ Townのウェブサイトをチェックしてみてください。