ケコム工法の革新
2025-11-28 13:16:44

山口県発、ケコム工法が掘削技術の新たな境地を切り開く

山口県発、ケコム工法が掘削技術の新たな境地を切り開く



株式会社コプロス、下関市の建設業界の先駆者が、ケコム工法による掘削総延長距離が3万mに及び、総掘削土量が27万平方メートルを突破したことを発表しました。この工法は、老朽化した下水管の交換工事において、通常の工事よりも迅速かつ安全な施工を可能にし、都市部での工事に伴う騒音や振動の軽減を実現しています。

下水管更新の現状と課題


日本国内の下水管は高度成長期に整備されたため、多くが老朽化しています。特に、道路の下に埋設された下水管の交換工事では、多大な掘削が必要とされます。都市部での作業においては、通行止めにかかる時間をできるだけ短縮し、近隣住民に対する影響を最小限に抑えることが課題となります。さらに、近年の深刻な人手不足に対応するため、手作業を減らし、効率的な作業が求められています。

ケコム工法の特徴


ケコム工法は、1982年にコプロスが開発した特許技術です。この工法は大口径管工事に対応するためのものであり、特に直径3.5m以上の管工事にも対応可能です。特に優れた点は、立坑内で人力作業を一切行わず、全てを専用機械で施工できる点です。

この特性により、工事のスピードが格段に向上し、市場でのシェアを1位に押し上げています。加えて、薬液注入が不要であるため、環境にも配慮されています。

最近の事例


最近では、東京・上野駅前や秋葉原での下水道工事において、ケコム工法が採用されています。これにより、工事はスムーズに進行し、都市機能に対する影響も軽減されています。特に、騒音や振動の抑制が求められる都市部において、無振動・低騒音の工法としても高く評価されています。

環境への配慮


環境問題に罹る今、ケコム工法はその工法の特性から環境保護にも貢献しています。従来の工法に比べて工事による地盤への影響が最小限に抑えられ、無駄な資源の消費も減るため、持続可能な社会の実現にも寄与しています。

受賞と評価


ケコム工法はその技術的な優位性により、多数の受賞歴を誇る技術です。具体的には、日本推進技術協会の黒瀬賞、建設機械化協会の奨励賞、国際非開削技術協会のNO-DIG賞などが挙げられます。これらの受賞は、業界内外での信頼を強固にし、今後の成長の基盤となっています。

会社の使命とビジョン


株式会社コプロスは、創業80年を迎える総合建設業界のリーダーです。現代のニーズに応えるため、建設業をデジタル化する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に力を入れています。3Dプリンタやドローンなどの最先端技術を導入し、品質向上と生産性の向上を目指しています。このような取り組みが評価され、経済産業省の「DXセレクション2025」の準グランプリを受賞しました。

今後もコプロスは、革新的な技術と高品質なサービスを提供し続ける姿勢を貫き、業界の発展に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社コプロス
住所
山口県下関市長府安養寺1-15-13
電話番号
083-246-0545

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