アリススタイルとCCCMKホールディングスが業務提携、シェアリングエコノミーの新時代を切り開く

アリススタイルとCCCMKホールディングスが新たな業務提携

2023年10月、株式会社アリススタイルとCCCMKホールディングスが、シェアリングエコノミーを推進するための業務提携を発表しました。この提携は、両社の強みを活かし、データ活用を通じて新たな価値を顧客に提供することを目的としています。

提携の背景

現代社会においては、所有からシェアへの価値観の変化が顕著に現れています。環境への配慮が求められる今、サーキュラーエコノミーの重要性が増しており、モノの循環が一層求められています。アリススタイルは、シェアリングサービスを通じて「必要なものを必要な時だけ使う」という新たな価値を提供し、廃棄物の削減に寄与することを目指しています。

一方、CCCMKホールディングスは、共通ポイントサービス「Vポイント」を約1.3億人のユーザーに届けることで、データベースマーケティングに強みを持ち、さまざまな企業への支援を行っています。今回の提携により、両社はVポイントを利用するユーザーに対し、一人ひとりに最適化されたシェアリングサービスを展開することにより、より良い消費体験を提供し、シェアリングエコノミーの活性化を図ります。

提携の具体的な内容

具体的には、2025年春を目途に、アリススタイルの定額制シェアリングサービス『アリスプライム』を基にした新たなシェアリングサービスを提供する予定です。このサービスは、V会員向けに、シェアリングの利便性や経済的メリットを訴求し、さらに廃棄物削減にも貢献していきます。

この新たなサービスを通じ、ユーザーのライフスタイルデータを活用し、特に家電メーカーなどの企業に対してマーケティング支援を強化する方針です。詳細については、今後の発表を待つ必要がありますが、両社の共同の取り組みがもたらすシェアリングエコノミーの未来には期待が寄せられています。

両社の企業理念

アリススタイルは、モノの貸し借りを通じた公平な体験の提供を企業理念としており、「モノ」を取り巻く社会課題を解決することで、SDGsの実現にも寄与しています。そのために、さまざまなシェアリングプラットフォームを用いた事業連携や新規プロダクトの開発にも注力しています。

CCCMKホールディングスは、約1.3億人のV会員基盤を持ち、データを効率的に分析し、オンラインとオフラインを横断する高精度なマーケティング支援を行っています。これにより、顧客の購買データを分析し、最適なアプローチを提供することに力を入れています。